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  • ブラボー!オーケストラ
    ・NHK-FM 毎週日曜日19:20~20:20放送。毎月第1-2日曜日(+α)東京枠解説担当。
    ・11月06日/13日

2017年1月21日 (土)

酉年のサイバーバード

170121c拙作〈サイバーバード協奏曲〉の演奏を聴きに東京シティフィル定期@ティアラこうとうへ。

演奏は…須川展也(sax)・小柳美奈子(piano)・山口多嘉子(percussion)という初演以来鉄壁のトリオ+藤岡幸夫指揮東京シティフィル。

開演前に指揮の藤岡幸夫氏とプレトーク。作曲して四半世紀(23年)ほど経つので、著作(作曲)者と曲の同一性云々などの感覚は薄れ、23歳に成長した息子と定年退職した父親ほどの距離感。グレることもなく金を無心に来ることもなく、時々こうして顔を見せてくれてその度に「あぁ、いい息子を持ったナ」という幸福感を与えてくれる親孝行な子である(笑。

藤岡氏は顔を合わせると「早く(交響曲)第7番書いてよ」と言うのだが、だれもが60歳すぎて都知事になったり70歳過ぎてアメリカ大統領になりたがるような元気な老人ばかりではないわけで。…などと言っておいて80歳過ぎて交響曲第12番など書いていたら全力でツッ込んでください(…というようなことを前にも書いたような気がする。

2017年1月18日 (水)

田園の向こうの骨笛

BravooFM番組「ブラボー!オーケストラ」2月分2本の解説収録にNHK404スタジオへ。

2月5日(日)放送分は、原田慶太楼指揮による「世界の音楽シーン from アメリカ」(2016年11月23日第70回休日の午後のコンサート)から、コープランド「庶民のファンファーレ」、ヴィグニエリ「アメリカの聖歌」、マルケス「ダンソン第2番」、ストラヴィンスキー組曲「火の鳥」。

2月12日(日)放送分は、」チョン・ミュン・フン指揮の東京フィル第885オーチャード定期からベートーヴェン交響曲第6番「田園」。+ちょっと珍しいヴィラロボス「ファンタジア」(ソプラノサックス:坂東邦宣、指揮:原田慶太楼。こちらは前記の午後のコンサートから)

2001so最近読んだ人類史の本の中に、原始時代の(二足歩行を始めたばかりの)人類は弱い小動物にすぎず、猛獣の食べ残しのさらにハイエナやハゲタカの食べ残しの骨だけをしゃぶって骨髄を栄養源にして生き延びていたのでは?という記述があり興味深かった。

後に地球全土に君臨する霊長類となった我らがご先祖の姿としては黒歴史に属するが、実はこれが結構重要な行為になる。というのも、その骨髄をすすって空洞になった「骨」を吹いたら音がした…というのが「音楽」の起源のひとつなのかも知れないと思うからだ。いわゆる「骨笛」という奴である。

SF映画「2001年宇宙の旅」の冒頭では、その骨を「武器」として握りしめ、敵を叩きのめす(殺す)ことから人類の文明が始まる。でも、その骨を吹いて「楽器」にすることから文明が始まっていたら…人類の歴史はもっと美しいものになっていただろうと思わずにはいられない。

その世界では、創造主はこう唱える。

手は「武器」を持つためではなく、「楽器」を持つためにある。
そして、声はヒトを罵るためではなく「歌う」ためにあるのだ、友よ。

…「田園」を聞いていたら、一瞬そんな妄想の世界にTripしていた。

2017年1月 6日 (金)

1月6日

106_2

妹の命日に藤沢へ墓参に行く。

早いものであれからもう23年。あの時、妹の病室で書いていた〈サイバーバード協奏曲〉(1994)は、昨年ピアノリダクション版がCD化され、今月は東京シティフィル定期でも演奏される。妹が超えられなかった「時」を、音楽だけが超えているわけだ。

この曲を聞くと、妹が透明な「鳥」になってどこかで聞いているのを(確かに)感じることがある。だから、あの時は「神はいない(絶対に!)」と確信したが、もしかしたら「神みたいなもの」は居るのかも知れない。そう思うことが(たまに)ある。

「音楽」も「神」も、居る(在る)と思えば居るが、居ないと思えば居ない。ただそれだけのことなのだ。…と、そう思うだけのことに、人は何十年もの「時」を必要とする。

2016年12月31日 (土)

よいお年を

Allemenschen

2016年12月27日 (火)

三村奈々恵@マリンバクリスタル

Cd_mimura三村奈々恵さんの新しいアルバム「マリンバクリスタル」(オクタヴィアレコード:OVCC-00133)届く。

作曲32年目にして初めて音になった〈バードスケイプ〉(1984)収録。最近、福田進一氏が録音してくれた「忘れっぽい天使Ⅱ」(1979)と並び、30年以上前の遠い昔に書いた作品との御対面が重なる。

曲は8分半ほどの小品で、〈デジタルバード組曲〉〈鳥の形をした4つの小品〉に次ぐ「鳥のシリーズ」として書いたもの。元々は〈バードスケイプ〉というタイトルで、この後ソロ楽器によるⅡ・Ⅲ・Ⅳと(ベリオのセクエンツァのように) シリーズ化するつもりだったのだが、一作目の不遇で頓挫してしまった。以後、楽譜棚の中で30年以上眠っていたわけだが、聴いてみるとまさに「押し入れの奥の玩具箱から出て来た可愛くとっ散らかった木製の鳥のおもちゃ」という趣。今回三村さんの手でようやく大気に音として放たれ「なるほど、こういう曲だったのか!」と時空を超えてようやく知ることになった。

アルバムには、ほかにバッハ(前奏曲&フーガやシャコンヌ)と現代作品(ゴリホフ、ハツィスらの魅力的な作品)、さらにキース・ジャレット(ケルンコンサート)が収められ、最後にエルガーの「二ムロッド(エニグマ変奏曲より)」で締めるという不思議な構成。

〈祈り〜prayer〉という副題が示すように、「大切な人に寄せて書かれた作品」が裏テーマになっているそうで、そう言われてみると、確かに、彼女の自然児っぽいキャラクターと巫女のような「神性」が曲の並びにも生きている気がしてくる。「鳥」もまた自然であり神のものなので、そんな世界に融け合うのかも知れない

2016年12月25日 (日)

名古屋 de Xmas

Nagoya17来年3日のニューイヤーコンサートのリハーサル立会いに名古屋へ。

フィナーレの「星に願いを」(Sp:鈴木慶江、Ten:ジョン・健・ヌッツォ、vn:宮本笑里、vc:遠藤真理、p:鈴木謙一郎、名古屋少年少女合唱団、角田鋼亮、名古屋フィル)および「トロイメライ」(チェロと弦楽オーケストラ)、「月の光」(ピアノとチェロ)のアレンジを担当したので練習に立ち会うこと1時間ほど。

帰りにちょっと熱田神宮に寄ってお参りし、滞在2時間ほどで東京に戻る。名古屋駅・東京駅とも人でごった返していて、「何があったの?」と思ったら、クリスマスなのですね。

2016年12月15日 (木)

大倉山記念館

Okurayama_2母の作品が展示されている「日本芸術の融合展」(12/14〜18)を見に横浜市大倉山記念館に行く。

綺麗な歴史的趣の或る建物…ということで心惹かれてふらりと出かけるが、どこかで見たような…という既視感がひたひた。映画やドラマでよく使われているそうなので、それか。

天気も良く、久しぶりに広い空を見る。

2016年12月13日 (火)

ブラボー!オーケストラ収録

BravooFM「ブラボー!オーケストラ」収録のためNHK 503スタジオへ。

12月18日(日)放送分は、モーツァルト:交響曲第40番(指揮:チョン・ミョンフン、第103回オペラシティ定期より)、ディヴェルティメント K.136(指揮:三ツ橋敬子、第2回平日午後のコンサートより。指揮者によるお話付き)

そして来年1月8日(日)放送分は、11月13日にNHKホールで収録された「渋谷発!オーケストラおもしろ研究所」から抜粋。中川翔子さんとの語りやクイズの部分も少し放送。グリンカ「ルスランとリュドミラ」序曲、伊福部昭「SF交響ファンタジー第1番」、ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲(抜粋)」(p:牛田智大)、岩村力指揮東京フィル。

Oniaいつもは、狭いブースの中で独りマイクに向かってもそもそ話しているのだが、今回は広いコンサートホールでしかも子供サン相手なので「ゆっくり・はっきり…でお願いします」。これが結構難しい。頭に何か別のものをインストールする必要があるからだ。中川翔子サンはさすがにキャラクターも声も明瞭で改めて感心。あぁ、だから「タレント(才能)」と言うんだな、と今頃気付いたりする。イラスト→は来年のことを話したので笑っている鬼。

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