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    ・NHK-FM 毎週日曜日19:20~20:20放送。毎月第1-2日曜日(+α)東京枠解説担当。
    ・01月07日/14日/28日
    ・02月04日/11日/18日

2018年2月13日 (火)

幻想の孤独

BerliozsmithsonFM「ブラボー!オーケストラ」の収録にNHK608スタジオへ。

今回は、2月18日(日)放送分の一本で、曲目はベルリオーズ「幻想交響曲」。ミョンフン指揮東京フィル(2018年1月24日第114回オペラシティ定期より)。

左:幻想交響曲を発表した頃のベルリオーズ。
右:女優ハリエット・スミッソン。

この曲、前半3楽章は(身も蓋もなく言ってしまえば)意外と凡庸。全体を支配する固定楽想のメロディなどもっとマシな(耳に残る)モノを思い付かなかったのか?とさえ思うし、ワルツは悪くないものの常識の範囲内、続く第3楽章の「野の風景」は死ぬほどつまらない(カットしちゃいたくなる…と言った指揮者がいたが同感である)

ところが、後半いきなり断頭台への行進で3段階ほどレベルアップ。最終楽章のオーケストレイションはもう神がかった凄さでいつ聞いても鳥肌が立つ。ロマン派をすっ飛ばして80年未来の現代音楽(春の祭典の直前くらい)まで行ってしまう感じだ。

ちなみに、この曲には俳優と合唱・オーケストラが演じる続編(レリオ…あるいは生への復帰)があって、ベルリオーズは「幻想」とペアで演奏して一晩の演目にすることを想定していたらしいが、こちらは(どう贔屓目に見ても)失敗作。もし成功していたら、音楽と文学と演劇を合体させた(後のワーグナーの楽劇のような) 総合芸術として音楽の未来を変えたのかも知れない…というような聴き方をすれば、ちょっとゾクゾクしないこともない。

2018年1月25日 (木)

48年ぶりの寒さ

Schubertmendelssohn

寒い。東京都心で零下4度という寒さは48年ぶり(1970年1月以来)とのこと。寒いわけである。

その寒さの中、FM「ブラボー!オーケストラ」の解説収録にNHK405スタジオへ。

1月28日(日)放送分は、シューベルト:交響曲第7番「未完成」(2017年10月18日第113回オペラシティ定期。ミハイル・プレトニョフ指揮東京フィル)。およびリャードフのちょっと珍しい交響詩3つ「魔の湖」「バーバヤガー」「キキモラ」。

2月4日(日)放送分は、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(vn:辻彩奈)、交響曲第4番「イタリア」。(7月20日第6回平日の午後のコンサート。三ツ橋敬子指揮東京フィル)

〈未完成〉のほの暗い冬(ロ短調・盤渉調)の世界の後、抜けるような青空のごとき〈イタリア〉。…と、音楽は冷え切った心を融かしてくれるが、それは音楽の中でだけのこと。一歩外に出れば……

2018年1月19日 (金)

37年目の介護離職

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先日、古い知り合い(先輩)に道でバッタリお会いして「どうしてる?」と聞かれたので、「91歳の母親のケアで介護離職中でして」と応えたところボソリと「ウチは105歳」。思わず「ひゃあ」と声を上げそうになって危うく呑み込んだ(笑。

こちらのように独身母子家庭だと(昼間は外部からヘルパーさんなどを頼めるものの)夜は一対一の老老介護。泊まりの旅行どころか夜の外出すら難しい。結果ここ数年夜飲みに行くこともコンサートに行くこともなくなり、ますます音楽からも社会からも乖離してゆく。しかし、彼は奥さんから息子娘孫まで居るようで、とりたてて問題は出ていないらしい。なるほどちゃんと家庭を持って社会人になるというのはそういうことなのだなと(社会人にもなり損ね家庭も持ち損ねた身としては完全に手遅れながら)思い知る。

「でも、奥さんに親の世話を押し付けようとして逃げられ(離婚され)てしまったヤツもいるし、奥さんの方にも介護しなければならない親御さんがもれなく2人ずつ付いているわけで、結婚して家庭を持っていれば問題なしという話では全然ないよ」と件の彼は言う。

一方で女性の側からも、最近、何人かの独身女性演奏家から続けざまに老親介護の苦労話を耳にすることがあり、美しい音楽を奏でているその裏の「現実」に言葉を失うことしばし。ただ女性の場合は男性ほどパニックになったり「家庭崩壊」のような壊滅的な状況にならないのは、基本的に女性の方が強いから(というより育児を含めて「生命」を養うスキルが身体に備わっているから)なのかも知れない。そもそもミューズの神も女性なのだし。

Photo…と人生は山あり谷あり崖あり色々だが、今年は平清盛公「900歳」(永久六年一月十八日/1118年2月10日生まれ)。悠久の歴史の中では人生50年も90年も一睡のネコの夢。

2018年1月11日 (木)

30年目の身辺整理

Roomab早めの終活…というわけでもないが、30年あちこち転居しながら肥大化して来た「仕事場」を、この春を目処にひとまず畳むことにした。

…のだが、2LDKの部屋にぱんぱんに詰まった30年分のCD・楽譜・本・資料・書類・雑貨・機材の山は半端でなく…一時は遺品整理業者に「(生前)全処分」を頼もうかと思ったほど(笑

ただ最近は書類や楽譜から音源までデータ化すればパソコン/ネット内に保存できるので、ここ数年はひたすらコツコツSCAN・取込・整理・分類・処分の日々。

晩年は3畳一間にベッドとiPadだけという寝たきり老人暮らし?も悪くないのかも。

2018年1月 6日 (土)

24年目の墓参り

2018ooba_2

妹の墓参りに藤沢へ。早いもので今年で24年目。

なんだかこれで今年一年の大仕事が終わった気がするが……まだ359日もあるのだった。

2018年1月 2日 (火)

七年ぶりの初詣

201801

天気が良いのでひさしぶりに明治神宮へ行ってみた。

むかしはご近所の代々木八幡神社とはしごしての二年参りを欠かさなかったものだが、さすがに真夜中出かける元気はなくなり(それにあまりの人の多さに辟易し)、正月も8日を過ぎて人が少なくなってからの時間差詣でになってしまった。

というわけで、三が日に出向くのは(日記を見ると)七年ぶり。

もうこの歳になると願い事もない。そうそう、「世界が平和でありますように」。

2017年12月30日 (土)

よいお年を・・・

Allemenschen

2017年12月27日 (水)

今年最後(来年最初)のFM解説

Rimskykorsakov

FM「ブラボー!オーケストラ」新年1月放送分2本の収録にNHK401スタジオへ。

1月7日(日)放送分は、冬の夜長にふさわしいロシアの民話を題材にした幻想的な3つのオペラの音楽から。リムスキー・コルサコフ作曲の「雪娘」・「見えない町キーテジの物語」・「皇帝サルタンの物語」の組曲。プレトニョフ指揮東京フィル(2017年10月23日@第898回サントリー定期から)

Jhlim

1月14日(日)放送分は、16歳(演奏当時)という若さの韓国の女性ピアニスト:イム・ジュヒさんとミョンフン指揮東京フィルの共演でベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 (2017年9月16日@第61回響の森クラシックシリーズから)。そしてもう一曲、上記のコンサートからグリンカ:幻想曲「カマリンスカヤ」。

雪で出来ていて太陽の光で融けてしまう雪娘、見えない町に佇む霊となった王子と森の乙女、熊ん蜂に姿を変えた王子と白鳥に変えられた王女、正確な打鍵とダイナミックな表現力でひた走る16歳の少女。今年最後(放送は来年最初)のFM解説は若者たちの不思議な夢の世界・・・
 

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