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    ・NHK-FM 毎週日曜日19:20~20:20放送。毎月第1-2日曜日(+α)東京枠解説担当。
    ・01月05日再/12日/19日
    ・02月02日/09日/16日
    ・03月01日/08日/29日
    ・04月05日/12日/19日
    ・05月03日/10日/17日/24日
    ・06月07日/14日/21日
    ・07月05/12/19/26日(再)
    ・08月02日/16日/23日
    ・09月06日/13日/20日/27日
    ・10月18日/25日
    ・11月08日/15日/29日
    ・12月06日/27日

2020年11月24日 (火)

よりにもよってメンデルスゾーン

Felixletter FM「ブラボーオーケストラ」11月/12月分2本の収録にNHKへ。

今回はこの11月20日にすみだトリフォニーホールで行われた新日本フィルハーモニー交響楽団第627回定期演奏会から…
・11月29日(日)放送分は、メンデルスゾーン「静かな海と楽しい航海」、モーツァルト「協奏交響曲変ホ長調K.364(vn:成田達輝、va:東条慧)。
・12月6日(日)放送分は、メンデルスゾーン交響曲第3番「スコットランド」。尾高忠明指揮新日本フィルハーモニー交響楽団。(↑写真はメンデルスゾーンがスコットランドに行ったときに家族宛に描いた絵はがき)

余談ながら、むかしむかし私が小学校にあがりたての頃、生意気にクラシック音楽のソノシートなど聞いているのを見て学校の先生が「好きな作曲家は?」と聞いたところ、「メンデルスゾーン」と即答したらしい。
ベートーヴェンとかモーツァルトとか言うのかと思ったら「よりにもよってメンデルスゾーン!」とずいぶん後になっても繰り返しそう言っては思い出し笑いされた。

メンデルスゾーンの何の曲を聞いてそう思ったのか(というより5歳児がどこでメンデルスゾーンなどという名前を覚えたのか)記憶にないが、どこかで「無言歌集」の一曲でもピアノで聞いて気に入っていたのだろうか。まさか「スコットランド」ではないと思う。

追記:このところずっとコロナ禍のひきこもりで人と話すことがない日々が続いているので、たまにマイクの前に座ってふと気付くと…日本語が出て来ない(笑)。来年までこれが続いたら日本語を忘れてしまっているかも知れない。

2020年10月30日 (金)

11月のオーケストラ

Beethovendvorak2FM「ブラボーオーケストラ」11月分2本の収録にNHKへ。

11月8日(日)放送分は、ドヴォルザーク「謝肉祭」と「交響曲第8番ト長調」。渡邊一正指揮東京フィル(2020年9月25日第942回サントリー定期より)

11月15日(日)放送分は、ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」(vn:服部百音)。チョン・ミン指揮東京フィル(同10月19日第944回サントリー定期より)

2020年10月14日 (水)

広島のベートーヴェン

1002ひさしぶりにNHKへ。FM「ブラボーオーケストラ」10月分2本の収録。

今回は、10月2日に行われた広島交響楽団ディスカバリーシリーズ7を2回に渡って放送。

10月18日(日)はベートーヴェン序曲「命名祝日」と細川俊夫「昇華〜チェロとオーケストラのための」(日本初演/vc:岡本侑也)。作曲者と指揮者のトークあり。(+CDよりブルックナー交響曲第5番第2楽章アダージョ)
10月25日(日)はベートーヴェン:交響曲第7番イ長調。アンコールは「月光ソナタ」のオーケストラ版!(編曲:野本洋介)。

2020年9月22日 (火)

秋祭り(…幻の)

Hachiman2020コロナ禍で、近所の八幡神社も神輿なし踊りなし露店なしの淋しい秋祭り。

神頼みしたいことは色々あれど、疫病退散から始まったお祭りが疫病で中止になるのだから、かなう気が全くしない。

こんなご時世なので、神サマもマスクを付けてお宮に引きこもっているのだろう。そろそろ天岩戸をこじ開けて出て来て貰いたい。

2020年8月28日 (金)

20世紀の邂逅

Scrg FM「ブラボーオーケストラ」9月放送分残り一本の収録にNHKへ

9月27日(日)放送分の特別企画第7回は「20世紀の新たな響き」というテーマで、コープランド「市民のためのファンファーレ」(指揮:原田慶太楼)、ショスタコーヴィチ「祝典序曲」(指揮:外山雄三)、ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」(ピアノ三舩優子、指揮:D.エッティンガー)、ラヴェル「ピアノ協奏曲ト長調」(ピアノと指揮:渡邊一正)+東京フィル。

今回は20世紀西欧の「(いわゆる)現代音楽」の潮流とは違ったところでクラシック音楽の裾野を広げた4曲。この時代、モダンで無調なのが音楽史的に正しく、ソヴィエトの「社会主義リアリズム」は「体制迎合」、アメリカの「自由主義リベラリズム(これは造語)」は「大衆迎合」、調性やメロディを書こうものなら「時代錯誤」と嘲笑されたものだったが、そんな記憶も今は昔。そんな時代もあったねと今は話せるようになった。

ただ…、ショスタコーヴィチとガーシュウィンが居なかったら、あるいは逆に無調現代音楽系に「春の祭典」級のヒット曲があったら、状況は全く変わって居たかも知れないとも思う。シェーンベルクなどは亡命先のアメリカでガーシュウィンとテニス仲間だったそうだから、12音でシンフォニックジャズを書いてヒットさせたりしていたら音楽の潮流も随分変わったことだろう…イヤ、それはないか

写真上は、訪米したショスタコーヴィチ(54)と握手するコープランド(60)。下は訪米したラヴェル(53)の元を訪れたガーシュウィン(30)。

2020年8月24日 (月)

時代と異国と音楽と

Panharmonicon FM「ブラボーオーケストラ」9月放送分2本の収録にNHKへ。

9月13日(日)放送分は、夏の特別企画第5回「生誕250年/ベートーヴェンの協奏曲」というテーマで、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番(p:中村紘子/指揮:広上淳一@2013年4月収録)と「ウェリントンの勝利」(指揮:飯森泰次郎@2015年2月収録)東京フィル。

9月20日(日)放送分は、同第6回「エキゾチックな音楽の旅」というテーマで、ロドリーゴ「アランフェス協奏曲より(g:荘村清志、指揮:三ツ橋敬子)、ボロディン「ダッタン人の踊り」(指揮:バッティストーニ)、小山清茂「管弦楽のための木挽き歌」(指揮:渡邊一正)、マルケス「ダンソン第2番」(指揮:原田慶太楼)東京フィル。

 ベートーヴェンの回は、20代の若きベートーヴェンが書いた事実上最初のピアノ協奏曲(第2番)と、40代で書いた珍品とも言える「戦争交響曲」。交響曲もピアノ協奏曲も第1番2番はほとんど聴くことがないのだが、改めて聴くとやはり才能あるなぁと感じる(当たり前だが)。
 後者の「戦争交響曲」は、友人メルツェル(メトロノームの発明者)が新しく発明した自動演奏機械パンハルモニコン↑をアピールするためにベートーヴェンに委嘱したもの。戦争をネタにして英仏軍のバトルを銃声や大砲の音込みで描き、最後は勝利のフィナーレ…というのは(おそらく)メルツェルのアイデア。(漫画で言うなら)原案メルツェル・作画ベートーヴェンみたいなものか。初演で大受けに受けた後、作品の権利を巡って揉めて裁判沙汰になり、友情にヒビが入ったらしい(…という話を聞くとN氏に交響曲を書かせたS氏の話を思い出す)。ベートーヴェンの書いた最大規模の交響作品なのに「キワモノ」扱いで殆ど正当に評価されていないのもそんな出自の怪しさもあるのかも知れない。

 続くエキゾチックの回は、スペイン(アランフェス協奏曲)から始まって、中央アジア(ダッタン人の踊り)、日本(木挽き歌)、南米(ダンソン)と地球を一周する音楽の旅。人類がアフリカから世界に旅したグレート・ジャーニーの道筋でもあり、西洋と東洋を繋いだシルクロードに思いを馳せれば郷愁誘う旅だが、大航海時代にスペインやポルトガルを始めとする欧米列強諸国がこの道筋でアジア・アフリカから南北アメリカまでを征服・植民地化・キリスト教化した歴史を思うと…当時の日本はよく無事だったものだとしみじみ感心する。信長・秀吉・家康は偉かった(笑
 クラシック音楽が世界中に伝播して「人類の音楽」の代表のような顔をして居るのもそんな植民地時代の悪しき残滓…と言えなくもないわけで、そう考えると現代のグローバル化ともども「(西欧の言うことに)騙されてはいけない」という声がどこかから聞こえてくる気がする。

2020年8月20日 (木)

プール・オン・ザ・昼

Poolかんかん照りの猛暑の昼。ひさしぶりの外界で宝石のような青い水を湛えるプールが眼に入り、そのあまりの美しさにしばし呆然と見入ってしまった。

世界が煉獄のごとく過酷な状況の中、それでもあんな青い天国のような水の中で涼やかに微笑むことができる幸福な人たちも居るのだなあ、と羨ましさで気が遠くなる(笑

最後にプールで泳いだのは…かれこれ半世紀ほど昔だろうか。以来さっぱり水に入った記憶はない。丘の上から揺らめく水面を見下ろしながら、世界がぐるぐる回っているのをただ見続けている。

2020年8月15日 (土)

夏草や

Bashoそう言えば、コロナもクラスターもディスタンスもマスクも…現代音楽では耳慣れた響きだった(特に武満徹さんがよく使っていた)。

音を密集させ(クラスター)・楽器は離して配置する(ディスタンス)という仕様が流行ったあの頃の現代音楽は、どこか今の世界の摩訶不思議な状態を予見しているような気がして、怖ろしくも懐かしい。

そもそも、この異様な猛暑にしろ感染症にしろ、自然(地球)が滅菌・煮沸消毒…を試みていることは明らかだが、80億近くいる相手を千や万の単位で駆除しても焼け石に水。…この絶望的なしぶとさに比べればウィルスの蔓延など可愛いものなのかも知れない。

夏草や 猛暑にコロナ ディスタンス

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