還暦コンサート《鳥の響展》事後報告
去る3月20日(水・祝)東京オペラシティ・コンサートホールで、私の還暦記念コンサート《鳥の響展》が開催された。
現代のクラシック音楽(しかもオーケストラによる純音楽作品)に固執して35年。三十半ばくらいで野垂れ死にという予想に反してなぜかずるずると生き残り、敬愛する演奏家たちやオーケストラそして満員の聴衆たちに囲まれて還暦を迎える…という少々出来すぎの展開に。これもアベノミクスの影響(?)だろうか。
出演して下さった演奏家の皆さん、熱演して下さったオーケストラの皆さん、ホールを埋め尽くした聴衆の皆さん、そして関係者の皆さんに感謝。
第1部
・夢詠み(2012)
二十絃箏:吉村七重、チェロ:長谷川陽子
・夢色モビール(1993)
チェロ:長谷川陽子、
弦楽四重奏とハープ(東京フィル)
・スパイラルバード組曲(2011)より
ホルン:福川伸陽、ピアノ:三浦友理枝
・プレイアデス舞曲集より/春:5月の夢の歌
ピアノ:田部京子
・タピオラ幻景(2004)より
ピアノ:舘野泉
・ランダムバード変奏曲(1985)
ピアノ:小川典子、田部京子
第2部
・鳥は静かに(1998)
・サイバーバード協奏曲(1994)
サクソフォン:須川展也、
ピアノ:小柳美奈子、パーカッション:小林洋二郎
・ドーリアン(1979)
第3部
・平清盛」組曲(2012)
テーマ/屹立/遊び歌/戦闘/夢詠み/勇み歌/決意
・タルカス(2010)
以上、演奏:藤岡幸夫指揮東京フィルハーモニー交響楽団
東京オペラシティ大ホール(1,632席)での全3部構成で3時間以上となる大がかりな「個展コンサート」、しかもチケットは(現代モノなのでお安く…というお値打ち価格でなく)S席8,000円、A席7,000円というような強気の設定。
当然、お客の入りが心配だったわけだが、おかげさまでチケットは完売。当日は、キャンセル待ちで並んだものの入場できなかったお客さんもいたとのこと(申し訳ありませんでした)。
生きてる作曲家の個展コンサートで「SOLD OUT」なんて異例中の異例…と言われたが、いくら何でも「作曲」だけで人が集まったと思うほど私も事務所もお目出度くはない。
おそらく集まったお客さんのうち最大派閥は…大河ドラマ「平清盛」のファン層ではなかったかと。ちょうどコンサート前々日に参加した「清盛ファイナル・パーティ」というファンの集いも500人近い熱気溢れる場だった。さすが全国区の総合テレビの威力は大きい。
そして、もうひとつの巨大派閥が「タルカス」目当てのプログレ・ファン層だろうか。こちらは私と同じ所謂オジサン世代。なにしろ東フィルのコンサートマスター荒井英治氏もCDのプロデューサー岡野博行氏も、みな青春時代にプログレにはまった組。「タルカス」を聴きながら変拍子リズムで身体を揺らし、まるでロック・コンサートみたいなノリで楽しんでいたのはこの層である。
そして、今回友情出演してくれた演奏家たちのファン層も大きい。なにしろコンサートの発起人を務めて下さった舘野泉さんを始め、どの演奏家も一人でコンサートホールにお客を呼べるクラスのプレイヤーたち。それがごっそり大喜利のように集まっているのだから、こんな贅沢はない。それぞれの演奏家目当てのお客さんを足しただけでも相当な数になりそうだ。
と考えてゆくと・・・・さて、純粋に私のファンという人が何人残るか心許ない。一割くらいかしらん?・(=_=)
□演奏家総出演
というシビア(&自虐的)な状況分析はともかく、コンサートはまず、第一部:ソロ&室内楽コーナーで幕を開けた。しっとり系の箏で始まり、チェロ、弦楽四重奏にハープ、ホルン、そしてピアノと、名演奏家たちが次から次へと登場し演奏するのを聴くのは、「祝祭」ならではの贅沢といえる。
箏とチェロのデュオやホルンのショーピースなどは、大ホールでは滅多に聴けない組み合わせだし、2台ピアノのデュオから弦楽四重奏付きの小アンサンブルまで編成も色とりどり。
事務所も楽器も違うスター・プレイヤーたちがこんなに集まってくれたのも異例ながら、一曲ごとに違う編成の舞台転換をてきぱきこなす裏方さんたちの力も相当なもの。このあたりは音楽事務所(ジャパンアーツ)の底力である(笑)
そんな演奏家オールスターズ(まるで卒業式の記念写真!)。左から小川典子さん、田部京子さん(ピアノ)、藤岡幸夫氏(指揮)、荒井英治氏(東京フィル・コンサートマスター)、キース・エマーソン氏、私、須川展也氏(サクソフォン)、小林洋二郎氏(パーカッション)、吉村七重さん(二十絃)、福川伸陽氏(ホルン)、長谷川陽子さん(チェロ)、三浦友理枝さん(ピアノ)、小柳美奈子さん(ピアノ)。写真(c)中島正之
□プログラム
実は、今回のコンサート、ジャパンアーツの敏腕マネージャーであり私の担当である大沼千秋さんの尽力で実現したものと言っても過言ではない。
彼女は数年前から「60歳を期に還暦記念コンサートを開きましょう!」と宣言し奔走してくれていたのだが、私としては、現代作曲家が自分の作品だけでオーケストラコンサートを開けるなんて(お客だって集まらないだろうし)と、実はあまり現実感がなかったものだ。
オーケストラだけでなく、前半(第1部)に私のゆかりの演奏家たちをずらりと並べて器楽&室内楽作品のオムニバス演奏(?)という異例な構成も、彼女のアイデアである。(おかげで、全3部構成で4時間近い長いコンサートになってしまったわけだが・・・)
さて、そんなことが実現するのだろうか?と作曲家本人が一番首をひねっていたわけなのである。
そんな異例ずくしのコンサートが現実味を帯びてきたのは、大河ドラマ「平清盛」で音楽を担当することになったのが大きい。放送(2012年)の翌年が「還暦」だから、「大河ドラマ・コンサート」という形でもあり得るわけで、これは本当に運(というよりタイミング)がよかったわけだ。
当然、「平清盛」組曲は真っ先にプログラム候補にあがり、話題となった「タルカス」も是非再演したい。また、ファンの多い「サイバーバード協奏曲」も外せない。…という風にして自然にプログラムは決まっていった。
もちろん5つある「交響曲」もどれかひとつくらいは入れたかったし、デビュー作である「朱鷺によせる哀歌」、「メモ・フローラ」「オリオン・マシーン」などの協奏曲なども捨てがたい…と悩みは果てがなかったが、それを言い始めるとおそらく一週間ぐらいコンサート・チクルスをやらないとおさまらない。それは、まあ、私が死んだ後、「追悼コンサート」か「没後50年記念コンサート」で…ということに(笑)。
□ドーリアン蘇演
そんな中、私が唯一推したのは、「ドーリアン」という曲だ。
25歳の時に書いた若書きの作品で、初演以来33年ぶりの再演となる(正確には「題名のない音楽会」で部分的にだが演奏されたことがある)。
1980年に交響楽振興財団の作曲コンクールに入選して演奏されたものの、それ以後演奏も録音もされていない幻の作品である。
もともとは当時書いていた〈交響曲第1番〉のフィナーレに当たる曲であり(ちなみに、アダージョ楽章が「朱鷺によせる哀歌」だった)、タイトルの「ドーリアン」は」ドーリア旋法のこと。その名の由来のドリア(ドリス)人はスパルタで有名な強戦士の集団であり、それに因んで「力で調性(ドーリア旋法)を取り戻す」という夢を込めている。
そして曲のコンセプトは「プログレを独りでオーケストラでやる」こと。そのせいで全編(特に前半は)EL&Pとイエスの影響がぎっちり詰まっている。
しかし、元々EL&Pやイエスの変拍子趣味はストラヴィンスキーをロック化したものに近く、それを再オーケストラ化したらストラヴィンスキーに戻ってしまうという誤算(?)も・・・(笑)。
おかげで初演以来クラシック系の人は皆「ストラヴィンスキーみたい」と言うだけで(指揮のフジオカくんも「前半は春の祭典が風邪ひいたみたい(笑)」と言う始末)、プログレに言及する人ゼロという情けない状況で33年眠っていたものである。
ただ、今聴けば誰もが「タルカス」の影響を嗅ぎ付けるはず。さらにシュトックハウゼンからシベリウスそしてブラスロックやビッグバンド・ジャズが混じり合い、バリ島のケチャから能登の御陣乗太鼓まで詰め込んである。ストラヴィンスキーなどはほんの数%の要素に過ぎない。
同時期に書いた「朱鷺によせる哀歌」はピンクフロイドの「エコーズ」なのだ、という告白も(今なら)ご理解いただけるだろうか。こういう曲が演奏もされず書棚の奥に眠っているのが恐怖のクラシック音楽界なのである。
□キース・エマーソン氏来訪
そんな「プログレ信仰告白」というべき今回のコンサートのサプライズのひとつは、当の「タルカス」の作曲者、キース・エマーソン氏がコンサートを聴きに来てくれたこと。
実は3年前の初演の時、打ち上げパーティの席に電話をくれて一瞬話をしたのだが、今回はなんと「生タルカス」を聴きにわざわざ来日してくれたのである。
彼は現在サンタモニカ(アメリカ、ロサンジェルス近郊)在住で、奥さまは日本人。東日本大震災の時は、被災者に捧げる「The Land of Rising Sun」をHPにすぐさまアップするなど親日家でもある。
本番2日前(18日)のリハーサル初日からホールに現れ、熱心に「タルカス」の練習に耳を傾け、「歌が入るパートはもう少しテンポゆっくりめで情感たっぷりと」、冒頭のAllegro molto(♩=240)のテンポは「早すぎるかな?」「でも、ライヴ(Ladies & Gentlemen)ではこのくらいかな」などと色々アドバイスも。
私の「ドーリアン」も聴き、「You are Crazy !」と絶賛(?)してくれた(笑)。本番は私の横でコンサートを初めから鑑賞。一曲毎に「ワオ!」とか「Beautiful!」などと反応してくれるのが嬉しかった。(特に「5月の夢の歌」が「Beautifulで印象的だった」とお褒めの言葉を頂いた)
最後の「タルカス」はコーダの和音が鳴り渡った瞬間、真っ先に起ち上がって拍手。私と一緒に舞台に上がり、満員の聴衆の拍手を浴びることになった。
(後で「どうしてタルカスをオーケストラ・アレンジしようと思ったの?」と聞かれ、「オーケストラで鳴らして!と言ってるように聞こえたから」と答えたのだが、彼も「実はずっとオーケストラでやりたかったんだ」と言う。お互いの40年来の夢だったわけだ)
当日は、(最近、同じオペラシティで「イーハトーヴ交響曲」を大成功させた)冨田勲先生も来て下さり、楽屋でエマーソン氏と初邂逅。シンセサイザー界の二大巨頭が並ぶという歴史的瞬間となった。
実は、冨田先生が1971年に初めてモーグ・シンセサイザーを購入(アメリカから輸入)したとき、「これは楽器です」といくら言っても税関が信用してくれず、K.エマーソン氏が弾いている写真を見せてようやく引き取ることが出来た…そうで、因縁の出会いでもあったらしい。
ちなみに、冨田先生80歳、K.エマーソン氏来年70歳、私60歳、藤岡氏50歳。10歳違いの四世代カルテットである。
□高校同窓会
そして、今回のコンサートの発起人となってくれたのが舘野泉さん。
彼は、実は私にとって慶應義塾高校の大先輩であり、指揮の藤岡幸夫氏は同じ高校の後輩にあたる。というわけで当日の楽屋は奇しくも慶應高校卒業生の同窓会となった。
(ちなみに、舘野さんは高校卒業後に芸大のピアノ科へ進学。私は大学の工学部に進学するも中退。藤岡氏は文学部に進学し卒業後イギリスに留学している)
3人の共演は、既に左手のためのピアノ協奏曲「ケフェウス・ノート」の関西初演の時に実現しているが、同じ高校からピアニストと作曲家と指揮者が出て、それが共演するというのは極めて珍しいのではなかろうか。
そして、実は冨田勲さんも慶應高校出身(&慶應義塾大学文学部卒業)・・・蛇足ながら、加山雄三、小林亜星、大野雄二、松任谷正隆、平尾昌晃、千住明も塾高出身。そんじょそこらの音楽大学よりはるかに作曲家率が高いのである(笑)
□赤いちゃんちゃんこ
ところで・・・還暦コンサートと聞いたときから「赤いちゃんちゃんこはやめてよ」とマネージャーには言っていた筈なのだが・・・最後の最後に着せられてしまった・・・(^_^;
拍手に応えてK.エマーソン氏と舞台に上がると、指揮者と何やらごにょごにょと内緒話。何を相談しているのかと思ったら、やおらピアノの前に座り「タルカス」の5拍子のリフを弾き始め・・・そのうえに「Happy Birthday」のメロディを即興で乗せるというサプライズ。続けてオーケストラも一緒になって「Happy Birthday」の合奏。(耳打ちは、演奏のキイを打ち合せていたのらしい)
そして、ケーキと赤いちゃんちゃんこ登場(笑)
あそこで出されたら、着ないわけに行かない!・(^_^; はめられた…というか、オモチャにされているというか・・おかげで会場も大爆笑。
終演後の打ち上げ会で「あの赤いキモノは何?」とエマーソン氏に尋ねられ・・・まあ、日本人でも若い人は知らないよね。という話になったのだが。
ちなみに「還暦」というのは干支(十干十二支)がぐるりと一巡する60年目にもう一度最初の干支に戻ること。生まれた年の歴に戻るので、「赤ちゃんに戻る」という意味と「魔除けの赤い産着」の意味があるのだそうだ。
□自伝
もうひとつ、還暦を期に自伝「作曲は鳥のごとく」(春秋社)を出版した。コンサート当日のロビーが初披露ということだったので、何か特典を…と、サイン入りカードを作成。250冊ほどが捌けたそうだ。
もともと数年前から「還暦を期に自伝でも書きませんか?」とゆるく言われていたのだが、それもあまり本気にしていなかった。ところが今回のコンサートが本決まりになってから慌てて「瓢箪から駒」のごとく執筆作業を進めることになったもの。(なので、実質的な執筆期間は3ヶ月くらいだったろうか)
14歳の冬に突然「音楽にトチ狂って」から、売れない音楽に固執して人生棒に振るまでを、ほぼ10年単位で…少年時代/放浪時代/鳥の時代/飛翔の時代/作曲家としての人生…という区切りで時間軸を追って語った「太腕繁盛記」(笑)。
伝記と言うよりは、60年代から21世紀初頭までの(現代音楽や邦楽やロック、そしてコンピュータやシンセサイザーから音楽メディアやネットなども含めた)ミニ音楽文化史として読んで頂ければと思う。
もともと「成功譚」ではないので、延々と失敗と挫折の軌跡ばかりを綴った記録ではあるのだが、意外と冷静に研究者のような目で「一人のバカな作曲家」を眺めている「誰か」が自分の中にいるような気もする。
この本、打ち上げでキース・エマーソン氏にも献呈本を差し上げたのだが、彼もこの4月に「キース・エマーソン自伝」を日本で出版するとのこと。早速サイン本をもらった。
2003年に出版した「Pictures of an Exhibitionist」の日本語版で、400ページを越す大著。(英語タイトルはEL&Pのヒットアルバム「展覧会の絵(Pictures at an Exihibition)」に掛けたジョーク仕立てになっていて、そのまま訳すと「目立ちたがり屋の肖像」か。ただし日本語版は単に「自伝」になっている)。
93年に右手の手術を受けることになり、その麻酔の間に見た「昔の夢」という形でEL&P時代を回顧する…というなかなか凝った構成が面白い。
プログレ・ファンは是非ご一読を。
□さいごに・・・
誕生日を大勢の人に祝ってもらうというのは・・おそらく14歳の時に音楽を志して以来初めてのことである・(^_^;
なにしろ…中退なので卒業式も…独身なので結婚式も…無冠なので授賞式も…経験がない。「おめでとう」と言われて人に囲まれるというのは、60年の人生でほぼ初めてということになる。
なんとまあ、暗い人生だろうか・(;。;)
しかし、今回60年分いっぺんに祝ってもらったわけで、これでプラスマイナスゼロ。いや、たっぷりおつりが来る幸運の人生となった。
まさか野垂れ死にする代わりに赤いちゃんちゃんこ着ることになるとは・・・人間、最後まで何が起こるか分からないものである。
当日のコンサートの模様は・・・5月1日(水)「クラシック倶楽部」(BSプレミアム/午前6:00~6:55)で放送の予定。
3時間におよぶコンサートを55分に編集するわけで、さて、どういうことになるのか。・・・当然ながら曲目は未定。
さらにライブ録音盤は・・・コロムビアより近日発売の予定。「ドーリアン」以外は既にCDが出ている曲ばかりなのだが、「サイバーバード」「清盛組曲」「タルカス」ともに相当な熱演だったので、全部収録できるのかどうか悩ましいところ。(おまけのサプライズ版「タルカス meets ハッピーバースデイ」も!)。
こちらも詳細は未定ながら、先日(3月25日)行ったエマーソン氏との対談の模様がブックレットに収録されるとのこと。お楽しみに。
*
■長谷川陽子&仲道祐子 チェロとピアノの夕べ
八ヶ岳高原サロンコンサート
チェロ:長谷川陽子
ピアノ:仲道祐子
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番
バッハ:シャコンヌ
プロート:カルメン・ファンタジー ほか
■小川典子「英国流ティータイム&コンサート」
2013年5月15日(水)13:30
東京オペラシティコンサートホール
ピアノ:小川典子
トーク・ゲスト:山田美也子
ベートーヴェン
英国国歌による7つの変奏曲 ハ長調 WoO 78
ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」作品31-2
エルガー:愛の挨拶(ピアノ・ソロ版)
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女、小さな羊飼い、ピクウィック卿に捧ぐ、喜びの島
■舘野泉 左手の音楽祭Vol.5「世界を結ぶ」
2013年5月18日(土)14時開演
東京文化会館小ホール
共演:ヤンネ舘野(ヴァイオリン)
ブリンディス・ギルファドッティル(チェロ)
塩見允枝子:ソリトン 薄明の大気の中で
ユッカ・ティエンスー:ピアノ曲
マグヌッソン:チェロ・ソナタ
T. マグヌッソン:ピアノ・ソナタ
coba:「Tokyo Cabaret」
■田部京子 BBワークス第3回
2013年6月8日(土)15時開演
浜離宮朝日ホール
ピアノ:田部京子
弦楽四重奏:カルミナ四重奏団
ベートーヴェン:ピアノソナタ「ワルトシュタイン」
ブラームス:ピアノ五重奏曲 ほか
■吉村七重・・・HP
■福川伸陽・・・HP
■須川展也・・・HP
■藤岡幸夫・・・HP
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コメント
エマーソン氏の自伝の題名はPictures of an Exhibitionist、ELPのアルバムの題名はPictures at an Exhibitionですね。
投稿: Francisco | 2013/04/10 23:36
> プレイアデス舞曲集より…ピアノ:田部京子
田部京子氏はプレイアデス舞曲集の3曲に続けて、「4つの小さな夢の歌」より「5月の夢の歌」も演奏されました。(『平清盛』でも使われていましたね。プログラムには「春」という曲名になっていました)
> 純粋に私のファンという人が何人残るか心許ない。一割くらいかしらん?
一割の吉松隆ファンであります。(イエスの『海洋地形学の物語』のLP(2枚組)も持ってますけど)
> 舞台転換をてきぱきこなす裏方さんたち
それでも、「ドーリアン」の前の舞台転換には時間がかかるので、間を持たせるための藤岡・須川両氏のトークがありました。
(「春の祭典が風邪ひいた」発言はこのとき。ほかに、『サイバーバード協奏曲』誕生の裏には須川氏の接待寿司があった話も・・・)
> 「朱鷺よせる哀歌」はピンクフロイドの「エコーズ」なのだ
「虹色ぷりずむ」など何曲かの曲名に使われた「プリズム」は、ピンクフロイド「狂気」のアルバムジャケットからでは?
(なお「朱鷺<<に>>よせる哀歌」ですよね)
> 12x10の60年目
細かく言うと「10と12の最小公倍数の」では?
> 当日のコンサートの模様は・・・で放送の予定。
テレビ放映の内容にも期待しましょう。なにせ、3台のテレビカメラが、それぞれ10席ほどの客席をつぶして設置されていたのですから・・・
投稿: mrhsmkt | 2013/04/11 02:52
修正しました。
投稿: 管理人 | 2013/04/11 07:42