2009年12月26日 (土)

天にひびき

Hibiki_3 やまむらはじめ「天にひびき」第1巻(少年画報社)届く。

 YOUNG KING「アワーズ」誌にこの7月から連載が始まったコミックスで、主人公は音楽大学でヴァイオリンを学ぶ青年、ヒロイン(ひびき)は指揮科に通う天才少女という(某「のXめ」とは逆パターンの)意欲作。

 クラシック音楽界が舞台ということで「指揮者やクラシック音楽についてわかりやすく解説を」…と頼まれてただ今コラム(ひびきコラム)を連載中。この第1巻にも4回分が掲載されている。

 冒頭、小学生のヒロインが、指揮者の父親の代理でリハーサルにふらりと現れ、いきなり〈ベートーヴェンの交響曲第4番〉を指揮してしまう…という展開からして、なかなか引き込まれるのだが、巻頭には、拙作〈交響曲第2番(地球にて)〉の曲目解説で私が書いた一文が・・・

Hibiki1_2 人間も音楽のように
 大気から発生し、
 音楽のように大気に
 消えてゆく存在だったら
 どんなによかっただろう

 ・・・ここだけ読むと物凄く意味深な文章なのだが、これが、どう物語の行方を暗示するのか。今後の展開に期待。

 発売は12月28日。

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2009年12月25日 (金)

年末進行・・・

Americaq_2 つらいよ、眠いよ……と呟きながらスコアを書く日々。

 この業界、年越しの仕事は大体「〆切は年明け早々」なので、年末年始を穏やかに過ごせることはまずない。もしかしたら一年でもっとも悲惨なシーズンかも知れない。

 でも、そうぼやいても「このご時世、忙しがるほど仕事があるだけでラッキーですよ」と同情すらしてもらえない。

 どうしてこんなこと「やる」って言ってしまったんだろうなぁ…と後悔しきりのピアノ・コンチェルト版「アメリカ remix」は、ようやくスコア145ページが最終段階。あとは細部のチェックをして、年明け早々にはデータを送付できそう。

 問題は(さらに爆裂後悔にまみれた)オーケストラ版「タルカス」の方だが・・・これは完全に年を越しそう。タイムマシンがあったら、これを「やる」と思いついた時点に戻って、自分の首を絞めてやめさせたい(笑)。アドリブ部分の採譜がまだ2カ所ほど終わっていないし。

 ついでに、夜はネコがふとんに乗ってきて、重くて足を伸ばして眠れないし……ううう。

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2009年12月23日 (水)

FMシンフォニーコンサート1月分収録

Fmsymq NHK405スタジオで「FMシンフォニーコンサート」新年1月分1本の収録。

 今回は来年の1月10日(日)放送分で、オペラの序曲&前奏曲(セビリアの理髪師、椿姫)とアリア集(プッチーニ「ジャンニ・スキッキ」、ドニゼッティ「ルチア」ほか。ソプラノ:松田奈緒実)、およびドヴォルザークの交響曲第8番。演奏は岩村力指揮東京フィル。

 収録のため物凄く久しぶりに外に出た(とは言っても、仕事場からNHKまで歩いただけ)のだが、街もNHKの中も閑散としているのにちょっとビックリ。不況もここまで来たか!・・と思ったら、休日(天皇誕生日)だったのでした。

 そう言えば、今月はまだ2〜3回しか外に出ていないような気が・・・

        *

Glazunov 今月届いた新譜で、地味〜に期待して待っていたグラズノフの交響曲全集(セレブリエール指揮ロイヤル・スコッティッシュ・ナショナル管弦楽団)がようやく完結。

 第4番・第7番・・・第5番・・・第6番・・・第8番ときて、最後は、第1番・第2番・第3番・第9番(未完)の2枚組。

 ショスタコーヴィチの師匠にして、16歳で最初の交響曲を発表し天才の名を欲しいままにしたグラズノフだが、作風自体は(急進的とは程遠い)緩〜いロマンティシズムが特色。しかし、ブラームスにロシア風味を加えたような節度ある茫洋さと、淡い人生肯定的な明るさがなかなか良い味なのだ。

 すべてのクラシック・ファンにお勧め……とは言い難いが、こうして1から9まで揃うと(四つ葉のクローバーでも見つけたみたいな)ちょっと幸福な気分になる。
 地味〜に拍手。

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2009年12月22日 (火)

日本アカデミー賞優秀賞

Academy 映画「ヴィヨンの妻」、第33回日本アカデミー賞の優秀…作品賞、監督賞(根岸吉太郎)、脚本賞(田中陽造)、主演男優賞(浅野忠信)、主演女優賞(松たか子)、助演女優賞(室井滋)、音楽賞(吉松隆)、撮影賞(柴主高秀)、照明賞(長田達也)、美術賞(種田陽平/矢内京子)、録音賞(柿澤潔)、編集賞(川島章正)…だそうです。

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2009年12月20日 (日)

Finale 2010その後

Finale2010x 認証に不具合のあったFinale 2010は、その後ユーザーサポートから回答があり、「(会社側の)重複登録した分の解除」をしたので「(そちら側の)アクセス権の修復」をして再度認証を、とのこと。

 どうやら認証回数の制限(2回までしか認証できない)を解除したのか、認証は出来るようになった。しかし、なぜか今度は、1回目「認証できず」、2回目「認証するも表示されず」、3回目「正常に認証」・・・と再起動のたびに3回認証作業が必要になってしまった。(ちなみにMacOSは最新の10.6.2)

 要するに、一応「使えなくはない状態」にはなったのだが、このソフト(前にも書いたが)一旦2010でデータを作成してしまうと、2009以前の版では金輪際開けなくなってしまう。
 ということは、万一2010でスコアを作成している途中で「認証不可」とか「印刷&保存不可」などということになったら万事休すなのである。
 
 というわけで、安全が保証されるまで(おそらく半年位したらアップデータが発表されることだろう。やれやれ)「Finale 2010」は封印。2009で作業続行という結論に。

 なんだか「防犯」のために部屋のドアに最新式の電子キーを付けてもらったら、その不具合で部屋そのものが使えなくなってしまった・・・という感じか。
 でも、付き合いの長いソフトなので、見捨てませんけどね。

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2009年12月18日 (金)

クラシック音楽は「ミステリー」…らしい

Shinsho 講談社より拙著「クラシック音楽はミステリーである」の刷り上がりが届く。
 月刊「クラシック音楽探偵事務所」から生まれた初の著書で、厳選(?)された5つの事件簿からなる衝撃の音楽ミステリー。

 1.バッハと五線譜の中の暗号
 2.ショスタコーヴィチ、二重人格のファウスト
 3.モーツァルト「ドン・ジョバンニ殺人事件」
 4.作曲家たちの犯罪捜査風プロファイリング
 5.プッチーニ「トゥーランドット」の謎

 もちろん中身は校正で何度も読み返しているのだが、ぱらぱらとページをめくり始めたら・・・止まらなくなってしまった。もしかしたら、意外と面白い…のかも知れない (^ ^;

 店頭に並ぶのは、来週月曜日(21日)。講談社:+α新書。定価:880円(税込)。

       *

Cdhirayama もう一点、本日届いた今月の新譜の中に拙作「デジタルバード組曲」を録音した一枚を発見。
(何度か書いているが、コンサートで演奏する時もCDにする時も別に作曲家にお知らせがあるわけではないので、偶然見つけて喜ぶのが作曲家の老後の楽しみなのである)

 平山恵「Appreciation」:ライヴノーツ(ナミ・レコード)WWCC-7632。

 タファネル、ベルトミュー、ビュセール、ゴーベール…と、いずれもフルート曲マニアしか知らない作曲家たちの軽やかで優美な曲と並んでのトリの演奏(…だって、鳥の曲だもの)。

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