舘野泉さん左手のリサイタル
錦糸町のトリフォニーホールへ舘野泉さんのリサイタルを聴きに行く。
左手のピアニストになられてからも精力的な活動をこなし、大ホールの満員の聴衆を音楽に引き込む手腕は少しも衰えていない。拙作「タピオラ幻景」は2月の初演以来8ヶ月ぶりに聴いたのだが、「ずいぶんと上手くなったでしょう? あれからフィンランドや日本で20回以上弾いてますし、CD録音もしましたから」と微笑む舘野さん。
で、ちょっと頼まれていた3手連弾(両手+左手)用の小品の楽譜を渡す。新作ではないのだけれど、以前、美智子皇后と舘野さんとの連弾用に頼まれて書いた「子守唄」の姉妹編。「もう一曲くらい書いてくださいよ」と言われて、デッサン用の五線紙が切れていることを思い出し、昼のコンサートだったので帰りに楽譜店に寄って補充する。コンピュータ上で作曲すると言っても、最初の最初の音符はやっぱり鉛筆で五線紙に書かないとすまないのですよね。……人間だもの。
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