先週だったか英会話の番組で、イギリスの学者が世界何十カ国の投票で決まった「世界でいちばん面白い小話」というのを話していた。それはこんな話・・・
・・・男が2人、猟に行った。ところが1人が木から落ちてしまう。もう一人の男があわてて救急センターに電話する。「一緒に猟に来ていた友人が、木から落ちて死んでしまったらしい。どうしたらいい?」。救護士が答える。「あわてないで。まず本当に死んでいるかどうか確認して下さい」。すると電話の向こうで「バン!」という銃声。「確かに死んでる。で、どうしたらいい?」・・・
確かに面白くないことはないけれど、日本人としてはなぜ外人さんたちがそれほど面白がるかよく分からない。何が面白いか、というのは国や人種によってかなり違うものらしい。続いて、日本の女性落語家がこんな話を披露・・・
・・・道を歩いていたら、葬式に人が沢山並んでいた。「どうしたんですか?」と聞くと、「この家の奥さんが、飼い犬に噛まれて亡くなったんです」という返事。思わず「その犬を貸していただけませんか?」と言うと、「じゃあ、この列に並んで下さい」・・・
外人さんたち大笑い。でも、日本人の女性アシスタントは意味が分からなかったらしく、「え?」という反応。外人さんたち思わず失笑。なるほど、なんとなく方向性が見えてきた。ちなみに、私がひそかに「いちばん面白い小話」だと思うのはこんな話・・・
・・・観光名所の古い井戸に中年の夫婦がやって来る。ガイドに「井戸に願い事を言うと、それが叶うのです」と言われて夫が中を覗き込む。すると、妻が「どいて。あたしが願い事を言うんだから」と言って旦那を押しのけて中を覗き込む。その途端、バランスを崩して井戸の中へ真っ逆さま。すると、それを見た夫が「本当だ」・・・