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2005年12月

2005年12月28日 (水)

今年最後の仕事とシンクロニシティ

 来春再演する「星夢の舞」の改訂版スコアとパート譜を仕上げ、同じく来年1月分の連載原稿を送って、今年の仕事は終了。

 私家製「回想録」は全10章のうち6章をHPにアップ。ちょっと面白かったのは、その6章めの「演奏家たち」で「忘れっぽい天使」の項を書いていたら、海外からメールで「クレーの絵にインスパイアされた音楽をリサーチしている」という研究者氏から問い合わせ。

 続いてトロンボーンの項を書いていたら、今度は箱山芳樹さんからメールで「オリオン・マシーンのピアノ伴奏譜ってありますか?」という問い合わせ。 うーん、シンクロニシティ(笑)。


 さて、来年生誕250周年のモーツァルト先生の音楽でも聴きながら、穏やかに年を越すとしようか… 。



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2005年12月22日 (木)

日本の総人口減少…それも良き哉

 厚生労働省が、日本の総人口がついに減少に転じたと発表。個人的には、人間が少なくなるというのは環境にとっても地球にとってもいいことなんじゃないかと思うのだが、少子化は国力の低下を招くとかでお偉いさんたちは悩んでいるご様子。でも、あの天皇家ですら男子の跡継ぎがいなくなって存亡の危機に瀕しているくらいだから、一般庶民の家庭から子供が消えるのは当然過ぎるほど当然のことに違いない。自慢じゃないが、私も人口減少にはしっかり加担しているし(笑)。

 単純に考えれば、男系の家系が途絶えようとしているのなら「側室」を設けて男子を産ませればいいのだし、人口減少と労働力不足が深刻なら「人工授精」や「クローン」で人間を増やせばいい。ところが、それは現在の日本では、口にするのもはばかられる悪魔の意見として封印されている。居酒屋で酔った勢いで言うならともかく、公の場で主張しようものなら、袋叩きだ(笑)。誰しも思っているのに誰も正論を口に出せないという点では、「戦争はイヤだ」と口にすると「非国民」と罵倒された時代とあまり変わらないようにも思えてくる。自由な社会などと言っても、所詮そんなものか。

 まあ、考えてみれば、「平和」にしても「自由」にしても「平等」にしても(ついでに「環境保護」や「イラク侵攻」や「地球温暖化防止」にしても)、それらはみんなほんのここ数十年ほど流行している一時代的風潮に過ぎないわけで、決して普遍的な倫理ではないのだっけ。100年後、人口が半分になった日本は、どんな天皇を奉り、どんな倫理で生活しているのだろう?

backview

2005年12月18日 (日)

Macも凍える寒さの朝

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最近、朝、仕事場に入ると、あまりの寒さのせいか、コンピュータ(Mac G5)が一回ではちゃんと起動しない。 部屋を少し暖めてやるとちゃんと動くから、 具合が悪いわけでもなさそうだけど…と製品仕様書をよく見たら、最後の方に小さく「動作時温度:10℃~35℃」と書いてある。 なるほど。確かに朝は10℃以下(もしかしたら0℃近く)になっているものなあ。そうか。この子は冷え性なのか(笑)。

2005年12月12日 (月)

世界でいちばん面白い小話

 先週だったか英会話の番組で、イギリスの学者が世界何十カ国の投票で決まった「世界でいちばん面白い小話」というのを話していた。それはこんな話・・・

 ・・・男が2人、猟に行った。ところが1人が木から落ちてしまう。もう一人の男があわてて救急センターに電話する。「一緒に猟に来ていた友人が、木から落ちて死んでしまったらしい。どうしたらいい?」。救護士が答える。「あわてないで。まず本当に死んでいるかどうか確認して下さい」。すると電話の向こうで「バン!」という銃声。「確かに死んでる。で、どうしたらいい?」・・・

 確かに面白くないことはないけれど、日本人としてはなぜ外人さんたちがそれほど面白がるかよく分からない。何が面白いか、というのは国や人種によってかなり違うものらしい。続いて、日本の女性落語家がこんな話を披露・・・

 ・・・道を歩いていたら、葬式に人が沢山並んでいた。「どうしたんですか?」と聞くと、「この家の奥さんが、飼い犬に噛まれて亡くなったんです」という返事。思わず「その犬を貸していただけませんか?」と言うと、「じゃあ、この列に並んで下さい」・・・

 外人さんたち大笑い。でも、日本人の女性アシスタントは意味が分からなかったらしく、「え?」という反応。外人さんたち思わず失笑。なるほど、なんとなく方向性が見えてきた。ちなみに、私がひそかに「いちばん面白い小話」だと思うのはこんな話・・・

 ・・・観光名所の古い井戸に中年の夫婦がやって来る。ガイドに「井戸に願い事を言うと、それが叶うのです」と言われて夫が中を覗き込む。すると、妻が「どいて。あたしが願い事を言うんだから」と言って旦那を押しのけて中を覗き込む。その途端、バランスを崩して井戸の中へ真っ逆さま。すると、それを見た夫が「本当だ」・・・

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2005年12月10日 (土)

CDチェシャねこ風パルティータ

 パ・ドゥ・シャ「チェシャねこ風パルティータ」の CDサンプル届く。

 演奏家との付き合い色々あれど、このお二人(右・パーカッション:山口多嘉子さん、左・ピアニスト:小柳美奈子さん)とは…何というか、まさに「音で遊ぶ(じゃれる)」という世界。今回も全9曲からなるタイトル曲+オマケの1曲で、とことん遊ばさせてもらった。

  優れた演奏家と出会って新しい作品を共同制作できた時はいつも「いやあ、こんな音楽が書けるとは思ってもいなかった!」と我ながら呆れ…もとい感心するのだが、今回も「パーカッションとピアノでこんな音楽が書けるとは夢にも思わなかった!」と改めて笑い転げて…もとい感慨にふけってしまった。

 音の美しさ、アンサンブルの楽しさ、リズムの面白さ…に加えて、コミカルさ、スピード感、叙情性、超絶技巧…などなど、色々なものが凝縮しているようでもあり、とっちらかっているようでもあり…まっこと摩訶不思議なネコ宇宙が広がるにゃ(笑)。


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2005年12月 3日 (土)

パソコンは目に優しいか?

 来年3月にCD録音することが決まった「星夢の舞」のパート譜作りで、ここ数日ほど一日中MACに向かいっ放し。オーケストラほどではないけれど、邦楽器ばかり20人近い編成。パートとしては13あって曲は全7曲。単純計算すると(13X7)91冊(!)のパート譜が必要なのである。もしかしたら、作曲するより大変かも(笑)。

 なにしろ普通に原稿書きやネット検索でモニターに向かうのと違い、楽譜やイラストを書く時は どうしても画面に目を寄せ続けるので、目と腰に疲れが来る。ブラウン管型モニターの時代だったら、とうに目が潰れてるんじゃないだろうか。現在の液晶モニターは確かにそれに比べると目に優しそうだが、一日16時間、20年30年に渡って見続けるとどうなるかという医学的な検証はまだないわけで、私の世代がその最初の人体実験ケースになるのだろうな。

 暗くなってから、半年間さんざん騒音をまき散らしてようやくこの夏に完成した斜め前のマンションを見上げたら、「入居者募集中!」というノボリが並んで立っているのに、明かりがついている部屋がひとつしかなくて後は真っ暗。 もしかして今話題のXXXマンション?

2005年12月 1日 (木)

千手観音のダンス

 以前ネットの映像サイトで見つけて気になっていた

千手観音のダンス

まるでCGのように40本の手が精緻に動くのだが

これは20人のダンサーが縦に並んだ一糸乱れぬ舞踏。

ほんの小さな画像なのに、その美しさと不思議さが衝撃的だった。

 それが偶然テレビで紹介されていて

なんと中国の「障害者芸術団」だというので再度驚愕。

嫌なニュースばかりの中、ちょっと人間を見直した。

kanon

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