星夢の舞 ・ 舞妓 de ブギ
夜、日本音楽集団の定期演奏会での拙作「星夢の舞」の上演を聴きに千駄ケ谷・津田ホールへ。3月にはCD録音も予定されているので色々細部もチェック。
横笛・尺八・琴・三味線・琵琶・和太鼓などが並ぶ邦楽器ばかりのアンサンブルと言うと「日本の伝統音楽」を遵守しているように聞こえるが、実は笙・篳篥と尺八が合奏するなんてあり得ないし、三味線と琵琶が同じ舞台に乗るのもあり得ない。要するに、これは始めから異種格闘技オーケストラであり和製ビッグバンド・ジャズなのだ。というわけで、全7曲ダンス・ダンス・ダンス。
ついでに「舞妓」と書くと「ブギ」と読めるじゃない?というわけで、フィナーレは邦楽器によるブギウギ・ロックンロール・パーティ。
お客にはウケるけれど、真面目に邦楽の精神を追究している人にとっては、これは「反則」なのだろうなあ。でも、音楽の反則には東京地検は動かないけどね(笑)。
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