NHK-FMベスト・オブ・クラシック
京都から東京に戻って、NHK-FM ベスト・オブ・クラシックのゲスト出演。モーツァルト生誕250年記念で「交響曲第34番」と「ミサ曲ハ短調」という世にも渋い組み合わせのモーツァルト特集(NHK交響楽団。指揮:ブロムシュテット)。
後半のミサ曲は、モーツァルトが26歳で結婚した年に、嬉しくてたまらなくて「ぜひ故郷ザルツブルクの教会でミサ曲を!」と後先考えずに書き始め、途中でおっぽり出した未完の巨作。このあたり、初詣では神社で…結婚式は教会で…葬式はお寺で…という日本人並みのモーツァルトの軽薄な宗教観が微笑ましい。
初演は奥さんのコンスタンツェが独唱を歌ったそうで、可愛いソプラノが冒頭からコロラトゥーラで艶っぽく歌いまくるポップなアンバランスさや青春の軽やかさは、当夜のソプラノの幸田浩子&国立音楽大学合唱団の若く瑞々しい声がぴったり。司祭の横で(ちょっぴり舌を出しながら)クスクス笑っていたであろう幸福そうなモーツァルトの顔が浮かんで来て、聴きながら笑えてしょうがなかった。
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