邦楽ORCHESTRAで舞妓雨戯
埼玉の田園ホール・エローラで、邦楽アンサンブルのための「星夢の舞」op.89(2002)の録音セッション。横笛、尺八、笙、篳篥、三味線、琵琶、十三絃箏、二十絃箏、十七絃箏、打楽器という19人編成で全10章25分ほどの作品を、昼12時より夜20時まで8時間かけて無事収録。演奏:日本音楽集団、指揮:板倉康明氏、録音:カメラータ・トウキョウ。
もう一曲、雅楽「鳥夢舞(とりゆめのまい)」op.69(1997)との組み合わせで、今年秋ごろを目標にCD制作を進行中。こちらは国立劇場の委嘱で書いた21人編成で全5章45分の純然たる「雅楽」で、そう簡単に再演がきかないことから、初演時のライヴ音源を使わせていただくことになっている。
この2曲、言って見れば日本の楽器による管弦楽(Orchestra)のための交響曲(Symphony)。邦楽器だから「邦響曲」とでも呼ぶべきか(笑)。現代では和楽器の奏者と言えども普通に五線譜が読めるのでこういうアンサンブルが可能になったわけなのだが、実はそれを悪用(?)して、雅楽でアレグロを書き、邦楽器でブギウギをやってしまった(笑)。これは日本音楽1600年の歴史で初めての快挙&暴挙!(もっとも、そんなこと誰もやろうと思わなかっただけなんだろうが)。
録音を終えて、外に出ると…雨。それにしても、西洋と東洋の両方のオーケストラに曲を書けるなんて、ちょっと不思議な(楽しい)人生である。音楽の神様(いるのかいないのか分からないけれど…)に感謝。
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楽しみです〜!
秋と言わず、少しでも前倒しで聴きたいですね。
指をくわえて、今か今かと待ち侘びております。
投稿: レイ@レイワークス | 2006年3月17日 (金) 22:52
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投稿: レイ@レイワークス | 2006年3月17日 (金) 22:53