クラシック・ミニ・バブル
先日、女性週刊誌(明日発売の「女性セブン」)より、最近のクラシック・ブームについてコメントを求められた。
クラシック音楽は(妙なものがきっかけとなって)時々思い出したように泡沫のような「ブーム」になる。ちなみに、今回のブームのキイワードは「まんが(のだめカンタービレ)」と「安売り盤(クラシック100)」と「フィギュア・スケート(荒川静香の金メダル)」。それから、美女&イケメン演奏家たちと「頭の良くなるモーツァルト」あたり。
まあ、きっかけはどうあれ、多くの人が素敵な音楽に出会えるなら、それはそれで結構なことだが、なんだかどんどん安っぽく小さくなるような気がしてコメントにも力が入らない。そのうちコンビニやドラッグストアや100円ショップにも〈クラシック・コーナー〉が出来るようになるのかも(笑)。(え、もうあるって?)
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