モーツァルトに盗作疑惑?
今年生誕250周年を迎えたモーツァルト氏(35)の弦楽四重奏曲第19番「不協和音」ハ長調K.465(1785年。ハイドン・セットの最後の曲)の中に、同じく今年生誕100周年を迎えたショスタコーヴィチ氏(68)の弦楽四重奏曲第8番ハ短調(1960年)に登場する有名な「DSCH」のモチーフ音型が盗用されて使われていることが分かり、現在ザルツブルク王立警察が調査に乗り出している。ちなみに、第1楽章冒頭アレグロの主部に入る前に、第1ヴァイオリンで2回も出てくる。
これが事実だとすると、モーツァルト氏はショスタコーヴィチ氏がこのモチーフを使う175年(!)も前に盗用していたことになり、このきわめて悪質な予知的盗作に対し、ペテルスブルクのショスタコーヴィチ財団は、不当に使用されていた175年分の著作権使用料の徴収の検討に入ったと伝えられる。
・・・以上4月1日のニュースでした(笑)
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