梅田 de 追悼展 ?
JEUGIA梅田での「吉松隆フェア」のイベントに出向く。イラストのほか自筆楽譜も展示されていて、気分はすっかり「追悼展」(笑)。
本日はメイン・イベント?のミニ・コンサート(piano,flute,guitarのお三方で7曲ほどを披露)と雑談トーク。雨の中たくさんのお客さんが来てくださって感謝。世にも珍しい「生きて話す作曲家」(もはや絶滅種)を見られる貴重な機会を堪能していただけたならこれ幸いである。
それにしても、自分の音楽について語る時いつも思うのだが、こうして人前に出て行って話す人格である私(ヨシマツ4号)が、〈吉松隆〉という作曲家について語るのは、どうも違和感がある。「朱鷺によせる哀歌」はヨシマツ1号、「交響曲第3番」とか「サイバーバード協奏曲」はヨシマツ2号、「プレイアデス舞曲集」はヨシマツ3号の仕事であって、実を言うと私には彼らのことは良く分からないからだ(笑)。ちなみに、このブログを書いているのはヨシマツ5号・・・らしいし(^_^;)
まあ、作曲家というのはそもそも、音楽だけ残して人格は抹消される…というのがお約束の仕事。根暗で偏屈なコメディアンもいれば、明るくおしゃべりな哲学者もいる。美しい真珠が不細工な貝から生まれることもあれば、性格の悪い魚だって刺身にすれば美味い…ということもあるもんさ(笑)
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はじめまして。
先日のトークショーで真っ先に質問させていただいたものです。
演奏会の趣旨とは違う質問だったのですが、丁寧に答えていた
だき感謝しています。
だいぶん前にNHK-FMの深夜で、日本の電子音楽の歴史み
たいなものが連夜に渡って放送されていたのですが、クラシック
初心者の僕はそれを何気に聴いていました。
番組では、いわゆる前衛音楽的なものが年代的に紹介され、僕
はけっこう不快な気分になったのですが、『この先いったい、音
楽はどこに行きつくのだろう?』という興味もあって我慢して聴
き続けました。
そして最後(だったと思うのですが)に、とある曲が流されま
した。
残念ながら細部は忘れてしまったのですが、透明な音たちと
少女による化学式の朗読がとても美しい曲でした。
現代音楽=難解で美しくない、という図式に囚われていた僕は、
この曲を聴いて非常にショックを受けました。
曲名作曲者名紹介があり、僕はこの時はじめて吉松さんのこと
と「マーマレイド・サーキット」を知りました。
これ以来僕は吉松さんのファンになり、関西フィルをはじめと
して吉松さん作品の演奏会には、出来る限り足を運ぶようにしま
した。
ところで「マーマレイド~」ですが、僕はあの美しい曲をまた
聴きたくてCDを探したのですが、残念ながら発売されていない
ようでした。
FM放送も出来るだけチェックしていたのですが、チェック洩
れか未だに聴くことは出来ていません。
「マーマレイド~」が聴けない悶々した年月を過ごしてきた先
日、吉松さんのブログにNHKが囲っている未CD化曲の話が出
てきました。
この時僕は瞬時に『「マーマレイド~」のことではないか?』
と思いました。
そして真相を知りたくトークショーでの質問、となった訳です。
僕が「マーマレイド~」を知るきっかけになったのはNHKで
すが、トークショーでの話を聴いてNHKに対してすごく苛立ち
をおぼえました。
僕は一クラシックファンですので役に立たないかもしれません
が、少なくとも記録保存のあり方くらいはNHKに要望したいと
思います。
もう一度、キレイな音源で「マーマレイド~」を聴いてみたい
ものです。
吉松さんも健康には気をつけ、これからもNHK(?)と戦っ
て下さい。
今後のご活躍を心より祈っております。
追伸
トークショー後のサインをいただきたかったのですが、吉松さ
んのグッズはほとんど持っているので、全て被ってしまってまし
た。
残念…。
6/24のチケットも早々に購入しています。素晴らしい演奏会に
なることを期待しています。
投稿: 田中秀明 | 2006年6月19日 (月) 01:20
えー、初めて書き込み致します。
失礼ながら吉松氏のスコアを持参するのを忘れ、
ストラヴィンスキーのスコアにサインを頂いた者です…
それはともかく、先日のミニライヴ&トークショー大変楽しませて頂きました。
「金にならない事の方が正しい」にはやられました…
僕自身作曲家を目指していまして、同時にヒヤッともしましたけど、、、
「純」音楽作曲家になるというのは過酷ですねぇ~
とにかくいろんな意味で楽しかったです。
最後に「第6シンフォニー」待ってます!
「アルビレオモード」「星夢の舞」のCD化も待ってます!
この間破棄なさったと仰っていた「ヴァイオリン・コンチェルト」
「オーケストラと合唱のための~」などなど聴きたい曲が山ほどあります。
これからもこの荒んだ日本の音楽界に最高の「純」音楽を響かせて下さい!!
それでは失礼いたします!!
投稿: 666 | 2006年6月19日 (月) 15:45