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2006年6月 9日 (金)

NHK-FMベスト・オブ・クラシック

Clara NHK-FMのベスト・オブ・クラシックにゲスト出演。シューマン没後150年記念で、交響曲第4番(第1稿)、第1番「春」に加えて、奥さんのクララ・シューマンが書いたピアノ協奏曲イ短調を聴く。(ピアノ:伊藤恵、準メルクル指揮NHK交響楽団)。

 クララのピアノ協奏曲(1835)は、夫ロベルトの有名な協奏曲(1845)より10年も前、天才少女時代の14歳から16歳にかけて書かれたもの。明らかにショパンの協奏曲(1830)の影響があったり、様式に若干統一性が無かったりするものの、既にブラームスを突き抜けてラフマニノフの方向へ行っているなかなか個性的な秀作。16歳の少女(今で言うなら女子高生!)が書いたことを考えると、公平に見て旦那ロベルトより音楽の才能は上だったかも(笑)。

 彼女なくして、シューマンやブラームスの交響曲や協奏曲はなかったかも知れないのだから、内助の功としての存在は重々承知してはいたが、(歌曲やピアノ曲を聴いている限りでは)これほどの才能とは思わなかった。
 今回、この協奏曲を聴いて改めて、シューマンと結婚するにあたって父親が「そんなどこの馬の骨とも知れない作曲家との結婚なんて断じて認めん!」と怒り狂い、訴訟を起こしまくったのがよく分かった。シューマン先生には悪いけど、これは私が父親でも絶対反対するなあ(笑)

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