音楽は年の差を超えるか
芸術の憂鬱からしばし逃避して、若い人向けの交響曲入門書(?らしきもの)の続きを書き進める。
この本、最初はどういう語り口にしようかと七転八倒していたのだが、ある時、交響曲作家のセンセと音楽好き女子高生の会話…というとんでもない設定(やっぱり吾妻ひでお師の影響か…)を思い付く。そうしたら「あ、それいいですね。それで行きましょう」と編集者におだてられ、その方向で書き進めることになってしまったのである。
しかし、ここで問題がひとつ浮上。私から見ると、女子高生も女子大生も二十代のOLも三十代のキャリアもみんな「若い女性」で区別がつかないのだ(笑)。
ということは、逆に十代の女性から見たら、二十代の新米サラリーマンも三四十代の脂乗り切り世代も五十代のちょいワルおやじも六十代のご隠居も、みんな「オジサン」で区別がつかない…ということか(笑)。
そんな年の差カップルが〈交響曲〉を語る。私の中ではこの二人、ホームズとワトソンのつもりなのだが、良く考えてみれば、世にも珍妙な漫才コンビだな。だんだん不安になってきた・・・
« まだ・芸術文化振興の憂鬱 | トップページ | 創作と盗作の狭間で »
「仕事&音楽」カテゴリの記事
- お知らせ@市民講座(2024.10.12)
- 対談@都響WEB(2024.09.20)
- 草津の夜(2024.08.30)
- Finaleのフィナーレ(2024.08.27)
- 草津音楽祭オープニング(2024.08.17)
今日、電車の中で見つけた吊り広告によると、あの三億円事件の実行犯は女子高校生だったらしいじゃないですか、、、、映画「初恋」では。
そんな人に、音楽の楽しみを教えていれば、犯罪は防げたかも?
投稿: 元女子高生 | 2006年6月 8日 (木) 23:04
「交響曲名曲名盤100(音楽之友社)」チャイコフスキーの章で諸井誠氏がやってますよ。
投稿: あのう・・・ | 2006年6月17日 (土) 23:52