祇園祭の季節
昨日は八坂神社で鷺踊り。
本日はいよいよ山鉾巡行。
この季節になると、昔、京都市から「京都ゆかりの」というテーマによるオーケストラ曲を委嘱されて書いたことを思い出す。「一角獣回路(Unicorn Circuit)」というファゴット協奏曲だ。
なんとも奇妙なタイトルだが、これは祇園祭の山鉾の山車に描いてある麒麟(一角獣)が、京都市中を一筆書きの回路図のように巡行するところからの命名。まさしく、分かるかな?分かんないだろうな?の世界である(笑)。
初めて祇園祭を見て、その山鉾の巡行コースを聞いた時、御池通から四条通までを抜ける小路を「あねさん六角タコにしき」(姉小路・三条・六角・蛸薬師・錦小路)と数えるのが、実に何とも言えない不思議な響きで印象的だった。以来、年に数回は必ず京都を訪れている。
とは言え、人が多いのは苦手なので、なるべく祭も行事も何もないシーズン・オフの平日に行く。祇園祭の真っ最中とか花見や紅葉の季節などとんでもない。
じゃあ、何をしに?…と言うと、まあ、何をするわけでもなく、独りであちこちぶらぶら歩いて、夜は先斗町か木屋町あたりで飲む。それだけ。だから、何度も寄るわりには京都通とはほど遠い。
そう言えば、今年はまだ2月に行ったきりだな。祭が終わって静かになったら、また行ってみようか。
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なぜかmacからの書き込みが出来なくて(文字化けします)
winからの書き込みです。
私、京都在住なのですけれど残念なことに今年から鷺舞はやらなくなってしまいました。
中止(廃止?)の理由として指導者の高齢化を隠れ蓑にされていましたが、実は環境設備の悪さ(労力と報酬のバランスが悪い)に指導者が嫌気がさしたとの事です。
暑苦しい時期に清々しい衣装を見るだけでも価値があったのに・・・。
どうやら、ここにも価値観の違いによる行政の波が押し寄せていたようです。合掌。
投稿: レイ@レイワークス | 2006年7月18日 (火) 10:12
レイ@レイワークスさんのおっしゃるように、2人の大人の舞手が雌雄の鷺に扮して踊る伝統的な「鷺舞(さぎまい)」が今年は中止になり、代わりに女子小学生6人が鷺の衣裳で舞う「鷺踊り(さぎおどり)」が披露されました。それはそれで可愛かったですけどね。
ちなみに、今年の山鉾巡礼は、土砂降りの雨でした ///(;_;)///
投稿: 鷺師 | 2006年7月18日 (火) 12:51
ねえ、最近、一角獣さんに会うことある? 昔は遊び仲間だったけど、ボスとケンカして一角獣君とは音信不通。元気なんだろか?
投稿: 最近、かぶら行ってない | 2006年8月 2日 (水) 22:58