祝ショスタコーヴィチ先生生誕100周年
生前のご苦労がしのばれる苦虫をかみつぶしたような写真しかない中で、ようやく笑顔の写真をゲット。
彼の音楽が果たして今の世に理解されているんだかいないんだか、実を言うとよく分からないけれど、著作権が生きているクラシックの作曲家としてはダントツの人気で演奏されていることは確か。
ただ、13番が最新作だった頃から聴いている私などから見ると、かつては巨大国家ソヴィエトを代表する御用達作曲家として危ない社会主義に利用され、今は逆に隠れ反体制作曲家として怪しい人道主義に利用され、おまけにプライベートな暗号を胡散臭い作曲家に解読され(それは、おまえだ?…おっと、そうでした)…というあたりについては、ちょっとご同情申し上げたいところ。
というわけで、胡散臭い作曲家を代表してお祝いの辞?をひとつ・・・
作曲家は、
生きている間は食えないけれど、
死んで100年ほどたてば、
ほどよく腐って、食べごろになる。
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