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2006年10月 1日 (日)

いばらき夢八景@おーいニッポン

01 NHK BS2の「おーいニッポン」茨城特集で、笠間芸術の森公園・野外ステージより〈いばらき夢八景〉の上演生放送。

 オーケストラ・混声合唱・児童合唱に加えてオカリナ隊や陶器のパーカッションなど総勢300人を超える大編成で、茨城県ゆかりの8曲(平将門・水戸黄門・磯節・シャボン玉・ウサギのダンス・見上げてごらん夜の星を・浪漫飛行・いつでも夢を)を3部構成の交響詩もどきにして披露するという、なんとも壮大にして豪勢な(しかも再上演不可能。まさに一期一会の)企画。

 私は特に茨城には縁もゆかりもないのだけれど、オーケストラと混声合唱と児童合唱を使える…と聞いて、ついふらふらと引き受けてしまった(笑)。ただ、演奏がプロのオーケストラ&コーラスではなく、全員現地のアマチュア演奏家…という点については、最初は「大丈夫か?」と不安があったことは確か。でも、昨今アマチュアと言ってもレベルは高くなっているし、それより何よりお父さんお母さん子供たちがみんな一緒になって演奏する…という雰囲気が、プロの演奏にはない不思議なゾクゾクする感じを醸し出し、素敵な仕上がりになった。

02 本番は降りしきる雨の中で行われたのだけれど、野外にもかかわらず大勢の人たちがじっと聴いてくれ、地元の心意気というか、郷土の熱気をひしひしと感じる。オーケストラもコーラスも思う存分歌い上げ、茨城の未来を担う子供たちも熱い音楽を感じてくれた様子で、思い残すことはない出来。指揮の円光寺雅彦さんも満足げ。

 感動のフィナーレの後、司会の女優さんが「素晴らしかったです〜」と涙まで流して感動してくださっている横で、(実を言うと)作曲家の頭の中は「あそこは、こうした方がよかったかな」とか「ああいうところは、こうした方がより感動出来るかな」とかの反省とチェックでいっぱい。そのあたりはもう職業病(笑)。

 でも、やっぱり音楽というのは素晴らしいものだ。演奏に関わってくださった茨城の皆さん、子供たち、スタッフの皆さん、ありがとう。そして、ご苦労さまでした。

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