現代音楽殺人事件
現代音楽を凶器にした殺人事件のプロットを思い付く。
タイトルは「シェーンベルク・コード」???(笑)
ある作曲家が、大戦直後のドイツの前衛音楽作曲家シュトックハウリング氏の封印された幻の作品「Des」が収録されたレコードを手に入れる。しかし、日本に戻ってそのレコードを聴いた彼は、突然苦しみ出し死亡する。
最初はただの病死と思われたが、友人がそのレコードを聴いたところ、同じように突然苦しみ出して死亡。そして、その音源を検証すべく視聴した音楽大学の助教授と音響研究所の所員も相次いで死亡する。その事実を知った〈わたし〉は、楽曲「Des」に含まれる特殊な不協和音の連続に致死性があると確信する。
果たして「聴くだけで死んでしまう音楽」など実在するのか?その謎を探るべく現代音楽の作曲家ワルマツ氏に接触した〈わたし〉は、戦時中にドイツの軍用音楽研究所で兵器として開発された致死性音楽「Cis-13」の存在を知る。
その頃、オリンピックの開会式で流される序曲の作曲を依頼された作曲家シュトックハウリング二世は、父親が残した特殊な作曲法による不思議なサウンドのパッセージを、初演の時だけのサプライズとして密かに組み込むことを構想していた。
しかし、それが致死性音楽であることに彼は気付いていない。それが演奏され全世界に放映されたら何億人という人間がそれを聴くことになる。音楽の未来、そして人類の運命やいかに!
・・・以上、ハリウッドでの映画化を希望(笑)
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なるほど。
Death(死)とDes(レ♭)を掛けているわけですね。
しかし、シュトックハウリング氏にワルマツ氏って(w
投稿: 夜神月 | 2006年11月15日 (水) 11:55
それを言うなら
「Cis(ド#)」と「致死」もです。
投稿: エル | 2006年11月15日 (水) 12:02
Cis(到)1+3=4(死)ですか、なるほど。
こういうのは解説するとなんですわね。
先生、そういえば、《魚座の音楽論》の現代音楽の実用的な使用方法として“拷問”があるということで書かれたSF掌編がありましたね。
今回はそれのハリウッド級へのリメイク版ですね。
映画化希望。
ワルマツ氏はなぞのドイツ人として先生がひょこっとヒッチコックのように出演して、机の下でピースしといてください。
投稿: garjyu | 2006年11月17日 (金) 23:26