ライラ小景
フィリア・ホールからの委嘱による吉野直子さんのためのハープ・ソロ作品〈ライラ小景〉 "Lyra Scenes" for harp solo op.99を仕上げる。
タイトルの〈ライラ(Lyra)〉は、竪琴(リラ)および星座の〈こと座〉のこと。表記を〈リラ〉にするか〈ライラ〉にするかはちょっと悩んだのだが、宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」では「ライラの森」として登場するので、結局〈ライラ〉の方に落ち着いた。プレイアデス舞曲集などと並ぶ〈星のシリーズ〉でもある。
ちなみにハープは、白い風景(flute,cello & harp)、夢色モビール(sax,harp & strings)などアンサンブル作品は幾つかあるものの、ソロの作品はこの曲が初めて。プロローグ〜ダンス〜モノローグ〜ワルツ〜エピローグという全5曲からなる15分ほどの作品で、組曲というよりは5楽章のソナタに近い。そのあたりは〈タピオラ幻景〉と似ている。(そう言えばタイトルも・・・(笑)
12月23日(土)フィリア・ホール(神奈川・青葉台)における「吉野直子ハープ・リサイタル」にて初演の予定。
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作品Noをみてやっと気がつきましたが、いよいよOP100がやってきますね。記念すべき(?)作品は、どんな作品になるのでしょう?楽しみです。
投稿: さいばぁばぁど | 2006年11月21日 (火) 11:16