横のディスプレイを縦にする
コンピュータやテレビの画面というのは、なぜかすべて横長の横型と決まっている。
確かに通常の作業では、これがもっとも効率も良く自然である。
ただ、普通の書類はけっこう縦型として使うことが多いし、作曲でも段数の多い大型のスコアなどを書く場合は縦に段が積み重なってゆくので、縦に長い画面ほどありがたい。そこで、「縦型のディスプレイがあったらなあ」と以前から思ってはいたのだ。
それが、つい先日、コンピュータ専門店に行ったところ、そういう製品(EIZO Flex Scan L-997)を見つけた。横型でも縦型でも使えるスタンド付きの21.3インチ液晶ディスプレイで、A3サイズ(A4見開き)を等倍表示出来るという。
思わず「いいなあ、これ」と食指を伸ばしかけて仕事場に戻り、なにげなく自分のMacのモニタをあれこれ調べてしているうちに、環境設定のところに「回転」というのがあるのを見つけた。→
で、「なんだこれは?」とクリックしてみると・・・
なんとモニタ画面の中で画像がすべてが90度回転する(つまり横になる)ではないか!
要するに、横になって見ても(誰がそんな使い方をするのかは定かでないが)モニタが使える裏技だったのだ! かれこれ5年も使っているのに、し、知らなかった(笑)
←そこで早速、デュアル・モニタのうちの1台(写真左)を縦に据え置いてみた。これなら、縦長のスコア1ページ(30段ほど)がスクロール不要で画面全体に表示出来て、実に便利・・・
・・・と思ったのだが、そもそもモニター自体が横型限定使用を前提にした台座や足が付いていて、それを縦にして置くと不安定きわまりない。(いわゆる「横のものを縦にする」というやつだ…ちょっと意味は違うけれど)
結局あきらめて元に戻すことになったのだが・・・
世の中、まだまだ知らないことがあるものだ。
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