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2007年4月30日 (月)

ATOM コンサート2007

Atom2007 2004年から始まったATOMコンサート(音楽監督:わたくし吉松)、今年の公演も無事成功裡に終了。アトムをガイド役にしてオーケストラを子供たちに聴いてもらうファミリー・コンサートということで、コンサート会場のほぼ3分の2は子供たち、という可愛らしくも不思議な風景。

 子供たちのための管弦楽紹介で始まり、2003年版「鉄腕アトム・アストロボーイ」の交響組曲(映像付き)+子供たちによるアトムの合唱で華やかに終わる…という定番プログラムに加えて、今回は(どこかで聴いたことある)クラシック名曲20曲ほどのメドレーや、三舩優子さんによるピアノで「ラプソディ・イン・ブルー」も披露。なかなか充実したコンサートに仕上がった(と思う)。

 子供たちに質の高い音楽を聴かせてくれたマエストロ船橋洋介氏と東京フィルの皆さんには心から感謝。いいバランスで進行役を務めてくれた司会の石塚初美さん、いろいろと制約や注文の多い企画ながら、熱意でこなしてくれたスタッフの皆さんにも感謝。

 このコンサートを聴いてクラシック音楽に目覚めた子供たちの10年後20年後が(黒幕として裏で糸を引いている作曲家としては)楽しみである。うふふ(笑)

2007年4月28日 (土)

現代日本オーケストラ名曲の夕べ

Photo_8 月末の〆切でとっちらかっている中、山形へ「第8回現代日本オーケストラ名曲の夕べ」(主催:日本オーケストラ連盟)を聴きに行く。

 曲目は
・西村朗「ファンファーレ」
・吉松隆「サイバーバード協奏曲」
・千住明「Prayer」
・湯浅譲二「芭蕉による情景」
・松村禎三「交響曲第1番」
・演奏は、飯森範親 指揮 オール・ジャパン・シンフォニー・オーケストラ(今回は、山形交響楽団と仙台フィルを中心にした混成オーケストラ)。独奏:sax:須川展也、piano:小柳美奈子、percussion:山口多嘉子。会場は山形県県民会館。

 私の曲は、毎度おなじみ史上最強(狂?)の「サイバーバード」。もう何度も再演されているし、この曲については作曲者より詳しいソリストの御三方にすべて御任せ…のはずだったのだが、「ちょっと舞台でしゃべってください」とのことで、急きょ連休初日で大混雑の山形新幹線に飛び乗り(偶然同じ列車に乗り合わせた西村氏と共に)コンサートホールへ。

Cyberbird070429_1 それにしても、こういう曲を「普通に」演奏出来てしまう日本のオーケストラのレベルの高さは頼もしい限り。なにしろ日本でオーケストラが存続し根付くとしたら、自分たちの国の作曲家の作品こそ最も重要なレパートリーのはず。(まあ、現代音楽という不幸な出来事はあったにしろ)懲りずにどんどん「演奏し」、聴衆と共に「選び」、自分たちのものにしていって欲しいと願わずにはいられない。

(追記:翌日の朝、ホテルで何気なく新聞を開いたら、もう写真入りで昨夜のコンサートが紹介されていて、ちょっとヨーロッパにいるみたいな気分を味わう。)

2007年4月27日 (金)

コンガラガリアン・リハーサル

Cond_1 30日のアトム・コンサートのリハーサルに新国立劇場へ行き、名曲ポプリ(メドレー)「コンガラガリアン狂詩曲」ほか、今回書き下ろしたスコアの初音出し。

 名曲メドレーは8分間ほどに20曲近く詰め込み繋ぎ合わせたので、冗談音楽っぽく(お笑いネタに)ならないか心配したのだが、そこはさすがに東京フィル(&指揮:船橋洋介マエストロ)。華麗かつ優美に演奏して頂きホッとする。いや、勿論もっと遊んでくれてもいいのですけれどね(笑)

 初披露は、4月30日(月・祝)「クラシック音楽のステキな世界」。Bunkamura オーチャードホール(渋谷)。11:00am&15:00pmの二回公演。

2007年4月22日 (日)

国立新美術館・光風会展

Photo_7 Work_2
 六本木に新しくできた「国立新美術館」に出向き、母が毎年出品している「光風会展」を鑑賞する。

 ほどよい陽気の日曜日と言うこともあるのか、美術館にはわさわさと人の群れ。
 ついでに、遅まきながら六本木の新名所・東京ミッドタウンも覗いてくる。こちらもわさわさと人の群れ。

 常々思うのだけれど、(かの東京オリンピック以来)こういう人工的な美の塊である巨大ビルがあちこちにボコボコ建ち、東京の肥大化は限度を知らないように見える。もちろんそれはそれで活気があっていいのだけれど、どこにも人間の「居場所」が感じられず、人間がまるでビルの寄生生物にすぎないような気がしてならないのはどういうわけだろう。

 最近の建築と来たら、最初から廃虚のような、人がいなくても(いや、むしろいない方が)完結しているデザインだし、もしかしたら「あの時以来」東京は何か別の生物たちに占領されているのかも知れない、と、一瞬そんな気がしてしまった六本木の一日・・・(笑)。

2007年4月20日 (金)

舘野泉 in フィリアホール

Tateno070420 青葉台(横浜)のフィリアホールへ舘野泉さんのリサイタルを聴きに行く。「吉松隆の世界」と題する私の作品だけのコンサート。

 ひとりの作曲家のピアノ曲(しかも左手のための!)だけのプログラム…というのは自家中毒すれすれの危ない試み(?)のような気もしないでもなかったのだが、ここではヨシマツ流多重人格が功を奏してか(それに、お弟子さんの平原あゆみさんとの連弾や彼女のソロなどヴァラエティもあって)、むしろ両手のピアノ・リサイタルより逆に多彩な印象さえしたのは、ちょっと面白い誤算。

 楽屋に伺うと、一昨日は仙台、本日は横浜で、今月もまだ数ヶ所でリサイタルと、日本中あちこち飛び回って弾きまくっているご様子。70歳になられて何と精力的な!
 私などは、渋谷から電車に40分ほど揺られて青葉台に出ただけで、くたびれ果てて足腰立たない54歳。この差は何? ;(-_-);

2007年4月16日 (月)

雅楽の作曲

Reigaku 伶楽舎の委嘱で、雅楽の新作を作曲中。

 雅楽は、1997年(ちょうど10年前)に国立劇場の委嘱で書いた「鳥夢舞(とりゆめのまい)」に続く2曲目。その時は、ちょっと大きな編成で書いてしまったため、再演も不可能なうえCD化のトラブルにも巻き込まれ、ちょっと懲りたので、今回は、ごく普通の3管編成?(龍笛3、篳篥3、笙3、琵琶2、箏2、鉦鼓、羯鼓、太鼓)。

 きわめて非日常的な響きの音楽ではあるのだけれど、基本的には、リードギター(龍笛と篳篥)、サイドギター(笙)、キイボード(琵琶と箏)、ドラムセット(太鼓)が揃った1000年以上前のロック・バンドと考えて間違いない。時々、ヴォーカル(歌)やダンス(舞)が入るのも同じだ(笑)。
 ただ、めちゃくちゃスロー・テンポ過ぎて、現代人の耳にはまったくビート・ミュージックには聴こえないだけなのである。

 なんとか今月中に仕上げて、初披露は7月の予定。

2007年4月13日 (金)

13日の金曜日の奇跡

Schoenberg_2 NHK-FM ベスト・オブ・クラシック(司会:山田美也子さん)に生出演。なんと13日の金曜日に、シェーンベルク先生がオーケストラ編曲したブラームス:ピアノ四重奏曲ト短調を聴く。

 なぜ「なんと」かと言うと、(以前にも書いたけれど)「13日の金曜日」はシェーンベルク先生の命日(1951年7月)。なにしろ、76歳(7と6を足すと13)の13日の金曜日に、1日中外に出ないで家に引きこもっていたのにもかかわらず、あと13分で翌日という真夜中に突然の発作で急死したという、まるでデス・ノートみたいな話が伝わっているのだ。「13」という数字を忌み嫌った「12音」主義者をこの日に天国に召した天使(なのか悪魔なのか)の皮肉は、考えるとちょっと怖い。現代音楽の始祖のこの不思議な死は「ダ・ヴィンチ・コード」みたいなミステリになりそうだ。

 不思議と言えば、この稀代の偏屈作曲家の(晩年の亡命先)アメリカでの一番の親友が、かの(ラプソディ・イン・ブルーで有名な大ヒット作曲家)ガーシュウィンだったというのも不思議だ。二人ともテニスと油絵が趣味だったことから、交友が始まったそうで、思えば、本日の1曲「ピアノ四重奏曲ト短調のオーケストラ編曲版」などは、(明るく伸びやかな彼の音楽の影響なのか)調性やロマンを取り戻した健全で楽しそうな(ロマン派の末裔としての)シェーンベルクの姿が垣間見える。
 しかし、この作品のスコアを書き上げた年、親友ガーシュウィンが脳腫瘍のためわずか38歳の若さで亡くなり、シェーンベルクは偏屈で孤独な日々に逆戻りする。悪魔はどこまでも皮肉なのである。

2007年4月10日 (火)

20世紀における〈現代音楽でない音楽〉の系譜

Title_2 Blog「月刊クラシック音楽探偵事務所」更新。今回は「20世紀における〈現代音楽でない音楽〉の系譜」。

 最初は、ラフマニノフやシベリウスあるいはショスタコーヴィチなど、「20世紀音楽」ではあるけれど(いわゆる)「現代(無調)音楽」でない音楽・・・というのを紹介するつもりで書き始めたのだけれど、やはり…というか、当然ながら…というか、現代音楽へのツッコミがどんどん膨らんでいって収拾が付かなくなってしまった(笑)

 ちなみに、〈音楽〉と〈現代音楽〉の定義は 
 かの「現代音楽撲滅協会」の会則によると :(^_^):

 「音楽」とは・・・現代音楽ではない音楽のこと。
 「現代音楽」とは・・・音楽ではない音楽のこと。

2007年4月 8日 (日)

CDアイノラ抒情曲集

Cd_ainola 東京に戻ってきたら、舘野泉さんのCD「アイノラ抒情曲集〜吉松隆の風景」(Avex:AVCL-25138)が届いていた。

 ジャケットは舘野さんの横顔。ジャケットに使う写真としては、当初はオーロラの景色も候補に上がっていたのだが、クラシックの美音&癒し系のアルバムとしては、かの「アダージョ・カラヤン」以来、横顔が伝統らしい(笑)。そう言えば私の「プレイアデス舞曲集」のシリーズもそうだったっけ・・・

 このアルバム、左手のためのピアノ作品集…と言いながら、左手1本(舘野さんのソロ)、両手2本(弟子の平原あゆみさんのソロ)、左手+両手で3本(師弟連弾)…と、普通のピアノ・アルバムより逆にバラエティに富んでいる、という不思議な仕上がり。

 いや、それより何より、なんと美しい響きなのだろう。↓こんなヒゲのおじさんが作った音楽とは、とても信じられない!(笑)。
 発売は、4月18日の予定。

2007年4月 5日 (木)

シーズン・オフの避暑地

Off1

Off2

 仕事が一段落ついたので、今年初のオフで軽井沢へ行く。

 本当は(次作の雅楽の構想もあって)京都へ行きたかったのだが、桜のシーズンでホテルがどこもかしこも満室 (+_+;)。それでは、と、前から目をつけていた中軽井沢の山荘風の一部屋を借り、しばしの春休み。

 さすがに、4月に避暑地に来る物好きは少ないと見えて、あちこち閑散としている。(夏にはお客でにぎわう名店も軒並み「closed」だし、何度か通ったお店に「売り店舗」などという札がかかっているのが物悲しい)

 でも、暖冬のせいもあってか散策には絶好の日和で、しかも人が少ない…のだから、これはもう(人嫌いで引きこもりの作曲家にとっては)天国のようなもの。おまけに、ここにはテレビもラジオもなく、インターネットも携帯も繋がらないので、静か・・・。

 それなのに何故ブログを更新できるのか?って???
 まあ、それはそれ、これはこれ(笑)

2007年4月 3日 (火)

NHK-FM サンデー クラシック ワイド

Nhknew 日曜日の午後にFMでMC(曲目解説トーク)をやっていた「NHK-FM シンフォニーコンサート」 が、4月からの番組改編で「サンデー・クラシック・ワイド」の中の「シンフォニー・コンサート」として新装開店することになった。解説トークは引き続きわたくし吉松が担当します。ごひいきに。

 この新番組、タイトルに「ワイド」と付くことからお分かりのように、今までは毎月第1,2,3日曜日午後2時からの1時間番組だったものが、今度は毎月第2日曜日の2時から6時までの4時間!!番組になる。
 「4時間たっぷりありますから、ブルックナーやマーラーの交響曲でもオペラでも大丈夫!」と番組担当は胸を張るが、スタジオで丸々4時間、音楽聴きつつ一人でモソモソしゃべるのって・・・;(*_*);

 本日収録した第1回は、前半がベートーヴェンの「エグモント」「皇帝」「英雄」(飯森範親指揮東京フィル)というハイテンション力こぶの3曲、後半がメシアンの(10楽章もある!)巨作トゥランガリラ交響曲(こちらはチョン・ミョンフン指揮東京フィル)、という壮絶なラインナップ。音楽は(当然ながら)コンサート2晩分、しかも、しゃべる部分が50分近くある!!! ;(>_<);

 結局、後半はゲストに(トゥランガリラ交響曲の演奏にはなくてはならない)世界のオンディスト(オンド・マルトノ奏者)ハラダ・タカシ(原田節)さんをお呼びして、あれこれおしゃべりをまじえることになり、一安心。
 ハラダさんは、私と同じ慶應大学出身で、在学中にロックにはまった後、今はクラシック音楽界の片隅で妙なことをやっているという変人同志(笑)。逆に、いろいろ話がありすぎて話し足りなかった感も・・・

 放送は、4月15日(日)14時から18時まで。乞うご期待。

2007年4月 1日 (日)

今年の桜

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