雅楽の作曲
雅楽は、1997年(ちょうど10年前)に国立劇場の委嘱で書いた「鳥夢舞(とりゆめのまい)」に続く2曲目。その時は、ちょっと大きな編成で書いてしまったため、再演も不可能なうえCD化のトラブルにも巻き込まれ、ちょっと懲りたので、今回は、ごく普通の3管編成?(龍笛3、篳篥3、笙3、琵琶2、箏2、鉦鼓、羯鼓、太鼓)。
きわめて非日常的な響きの音楽ではあるのだけれど、基本的には、リードギター(龍笛と篳篥)、サイドギター(笙)、キイボード(琵琶と箏)、ドラムセット(太鼓)が揃った1000年以上前のロック・バンドと考えて間違いない。時々、ヴォーカル(歌)やダンス(舞)が入るのも同じだ(笑)。
ただ、めちゃくちゃスロー・テンポ過ぎて、現代人の耳にはまったくビート・ミュージックには聴こえないだけなのである。
なんとか今月中に仕上げて、初披露は7月の予定。
« 13日の金曜日の奇跡 | トップページ | 舘野泉 in フィリアホール »
「仕事&音楽」カテゴリの記事
- 草津の夜(2024.08.30)
- Finaleのフィナーレ(2024.08.27)
- 草津音楽祭オープニング(2024.08.17)
- お知らせ:草津音楽祭(2024.08.07)
- 対談Interview(2024.07.19)
確かに、今、昭和50年代当時のピンクレディーのレコードかけると遅く感じると思うの。再録音されたCDは、多分テンポが違うんじゃないかしら?
まして、1000年前なら、スローでしょうねぇ。でも、現代人が演奏するんだから、思いっきりビートのきいた曲にしてはいけないんですか?和太鼓だって、どんどん早くなって、盛り上げたりするじゃない?歌舞伎で女が狂ったり、狐になったりするあんな感じで。
投稿: 事務局員 | 2007年4月17日 (火) 12:39