国立新美術館・光風会展
六本木に新しくできた「国立新美術館」に出向き、母が毎年出品している「光風会展」を鑑賞する。
ほどよい陽気の日曜日と言うこともあるのか、美術館にはわさわさと人の群れ。
ついでに、遅まきながら六本木の新名所・東京ミッドタウンも覗いてくる。こちらもわさわさと人の群れ。
常々思うのだけれど、(かの東京オリンピック以来)こういう人工的な美の塊である巨大ビルがあちこちにボコボコ建ち、東京の肥大化は限度を知らないように見える。もちろんそれはそれで活気があっていいのだけれど、どこにも人間の「居場所」が感じられず、人間がまるでビルの寄生生物にすぎないような気がしてならないのはどういうわけだろう。
最近の建築と来たら、最初から廃虚のような、人がいなくても(いや、むしろいない方が)完結しているデザインだし、もしかしたら「あの時以来」東京は何か別の生物たちに占領されているのかも知れない、と、一瞬そんな気がしてしまった六本木の一日・・・(笑)。
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昨日、国立新美術館を見に、モネ展を見に、そして先生のお母様の作品を拝見しに、国立新美術館に参りました。
国立新美術館は、外の緑がよく見えるのと、床が板張りなので、思ったより、落ち着きました。みなとみらいホールとか川崎ミューザとか、床と壁と天井の色が一緒で、一体自分が何処歩いているかわからなくなるような迷路で、迷って気分悪くなったり・・・ていうのじゃなくて、よかったです。
モネ展は、すごい作品数でした。80歳になってからの作品がまたすごく、描いて描いて描きまくったんだ、と思って、偉いなーと思い・・・。ポプラ並木を描いた作品が、すきでした。素敵な絵は、音楽みたいに語り掛けて来るなー、と思いました。モネと言う人は、奥さんと赤ちゃんと乳母の人と、自然がいっぱいのところに住んで、絵を描き、恵まれていたんだナー、と思いました。どんな人生だったのかは、よく知らないのですが。
光風会展、初めて見ました。うちの下の階の奥さんが、一水会の人なので、そういうアマチュア絵描きさんたちの展覧会を見に行ったことがありますが、ココだけの話ですが、光風会さんのほうが、皆さん上手なように、思いました。たくさんの作品があり、皆モネの境地に行く途中と言う感じ、しました。80歳になるまで、一生描いて描いて描きまくってほしいです。頑張れーって思いました。
たくさん絵を見ても、先生のお母様の作品が見つからなかったので、どうして?と思っていたら、工芸品のコーナーでした。工芸品も素敵な物がいっぱいありました。先生のお母様のは、端のほうでしたが、とてもとても暖かい感じで、落ち着き、見てよかったと思うものでした。長くなってごめんなさい。
投稿: vadim | 2007年4月29日 (日) 17:36