FM シンフォニーコンサート
NHKで「サンデークラシックワイド・シンフォニーコンサート」6月分の収録。
今回は、現田茂夫氏指揮東京フィルで、モーツァルト:交響曲第35番二長調「ハフナー」、ハイドン:チェロ協奏曲第2番二長調(チェロ:向山佳絵子さん)、ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調・・・というニ長調づくしの3曲。
ゲストに向山佳絵子さんを迎えて、チェロの話などいろいろ伺いながらの2時間。向山さんはアルバム「白い風景」や12人のチェリストによる「アトムハーツクラブ組曲」など、私の曲を何曲か弾いていただいている名手。明るく伸びやかなキャラクターは「おしゃべりクラシック」などでもおなじみだが、自分のライヴ演奏の録音がスタジオに流れる中であれこれ話すのは「気になっちゃってダメ」とのこと。
確かに音楽家としては、演奏中に自分の音楽に陶酔することはあっても、終わってから冷静に録音を聴き直すのは(どんな名演でも)「ここはこうだった」「あそこはこうすべきだった」などと頭に反省材料がぐるぐる渦巻いて、ちょっとしんどいような気もする。自分の録音したCDすら「絶対に聴かない」という人もいるらしいし。
ちなみにチェリストは、「家一件分」(の値段)するチェロと「車一台分」する弓を抱えて、移動も大変。海外に行く時は飛行機の隣の座席に(運賃一人分を払って)座らせるんだとか。でも今日はトークのゲストなので手ぶらでスタジオ入り。「だから、すっごく楽!」。なるほど。
放送は、6月10日(日)14:00〜16:00。
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