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2007年5月18日 (金)

西村朗対話集「作曲家がゆく」

Nishimura 西村朗対話集「作曲家がゆく」届く。我が国の現代音楽作曲界の頂点を極める西村朗センセが、同じく現代の日本で「現代音楽の作曲家」をやっている中堅どころ12人(池辺晋一郎、三輪眞弘、佐藤聰明、中川俊郎、近藤譲、三枝成彰、新実徳英、吉松隆、北爪道夫、川島素晴、野平一郎、細川俊夫)から創作秘話を聞き出したマニア垂涎の対話本。(オリジナルは「レコード芸術」誌に「作曲家の現在」として2004年1月号から2006年3月号まで連載されたもの)

 戦後のアヴァンギャルド音楽全盛期が終わった70年代(いわゆる「現代音楽」が落ち目になった頃)から創作の最前線に登場して来た作曲家たちばかりなので、現代音楽を見限った人、それでもまだ未練がある人、距離を置いている人、我が道を行く人…とそれぞれがてんでばらばらで、あんまり共通の話題がないところが「今」っぽくて面白い。

 ちなみに私が対話した回は、シャンドスでの録音シリーズも一段落ついて、なんとなく燃え尽きていた頃(2004年11月)。そのせいか、西村氏が「お互い50歳を過ぎて、人生の真ん中を折り返したという感じかな?」と言うのに対して、「いやあ、(ぼくは)もう終わってるよ」・・・とか、「今後の予定は?」と聞かれて、「50歳を期に隠居したいね」・・とか、やる気のないことおびただしい。ははは(笑)

Akira 発売は今月下旬。春秋社/定価:2,200円。蛇足ながら、「作曲家がゆく」というこのタイトルを見て、思わずキャンベル.Jrの「影がゆく」というホラーSF(「遊星からの物体X」の原作)を連想してしまうのは、かなり危ないB級SFマニアかも。

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コメント

普通は司馬遼太郎の「竜馬がゆく」ではないでしょうか。
といいながら私が最初に連想したのは「アイちゃんがゆく」(坂口良子主演のテレビドラマ。確か1972年ごろ。フジテレビ)でしたが(^_^;)

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