FM シンフォニーコンサート
NHKで「サンデー・クラシック・ワイド/シンフォニー・コンサート」7月分の収録。
今回は、円光寺雅彦氏指揮の東京フィルで、今年没後100年のグリーグ「ホルベアの時代から」、同「ピアノ協奏曲イ短調」、そして没後50年のシベリウス「交響曲第2番」という北欧の2人の大作曲家による3曲。
ゲストに、グリーグのコンチェルトのソロを務めた松本和将氏を迎えて、ピアノや音楽にまつわる話などを色々伺いながらの2時間10分。
松本氏は、まだ二十代という若さの、人気と実力を兼ね備えた「明るい天才ピアニスト」。2005年のアルバム「静止した夢のパヴァーヌ」(Victor:VICC-60422)やリサイタルでは、私の「プレイアデス舞曲集」を弾いていただいている。
ベートーヴェンやラフマニノフなどの大曲では奔放でダイナミックな構成力を聴かせ、返す刀でグリーグや私の小品などには抒情派の美音も聴かせる、硬軟自在の俊英である。
それもそのはず、学生時代はロックバンドでギターを弾いていたと言うし、ジャズにも興味を持ちキース・ジャレットのソロ・コンサートを耳コピーしてリサイタルで披露したりと、なかなか自由な感性の持ち主。
最近、結婚をされたそうで、プライヴェートも充実し(でも、女性のファンはちょっぴり減るかも知れないけれど(笑)、お行儀のいいクラシックの枠には収まらない、さらなる豊饒な未来が楽しみな逸材である。
放送は、7月8日(日)14:00〜16:10。
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