夢寿歌 op.100 初演
演奏会の前半は、古典的な管絃楽編成による「朝小子(ちょうこし)」「輪鼓褌脱(りんここだつ」。そのあと、舞が加わって「還城楽(げんじょうらく)」。
こちらは管(笛・篳篥・笙)と打楽器がメイン。狂言のような趣のあるリズミカルな舞楽で、知る人ぞ知る、黛敏郎「BUGAKU」の元ネタ。
そして後半は、私の「夢寿歌(ゆめほぎうた)」の初演。「夢舞」(ゆめまい)、「風戯」(かぜそばえ)、「早歌」(はやうた)、「静歌」(しずうた)、「舞人」(まいうど)という全5章からなる30分ほどの作品。
勢い余って再演不能な大編成を書いてしまった前作「鳥夢舞(とりゆめのまい)」の二の舞いにならぬよう、今回はあくまでも通常編成による「正統派雅楽」っぽい曲を目指したのだが、「どっからどう聴いても、これはプログレ(プログレッシヴ・ロック)ですよ」と言われてしまう(笑)
なにしろ雅楽なのにAmとかメジャーセブンスとかのコードは出て来るし、変拍子でアレグロのビート刻んで全楽器アドリブなんてやらせているし。
でも、「意外と出来るんだ」というのが初演を聴いての印象。じゃあ、次はプレストだ!(……違うか)
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