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2007年9月24日 (月)

京都を歩く その1

02 京都へ「明日へのかたち展」(光風会・工芸展。京都文化博物館。9月20日〜24日)を見に行く。
 母が作品(←吉松道子「母子像」)を毎年出品しているので、毎年この時期には京都へ行き、ついでに(どちらが「ついで」か分からないが)あちこち回って京都三昧するのが年中行事になっているのである。

 いつもならこの時期はもう秋の気配…のはずなのだが、今年は9月も下旬だというのにまだ夏の名残が居座ったまま。
 そこで、市内を徘徊するのはやめ、涼を求めて大原三千院まで足を伸ばし、奥の宝泉院で庭を愛でながら静かにお茶をすする。
 かすかに鈴虫の声も聴こえ、なんだか物凄くひさしぶりに「まったり」する。

04_2 さて、と山門を出たところで、にわかに夕立ちの大雨。京都で傘を差すような雨に出会ったことは、もしかしたら初めてかも知れない。
 まあ、これも一興…と、今度は鞍馬寺に向かい、雨に降られながらもめげずに(とは言っても途中まではさすがにケーブルカーだったのだが)本殿金堂まで登る。
 運動不足の身の割りには意外と軽やかに石段を上がれたものの、歳をとると筋肉痛は(運動の直後ではなく)数日後にやってくるので、明後日あたりが怖い。

03 夜は貴船で一杯。しとしと雨の天気だったので、川床は客の影も無く、ひたすら静か。

 川のせせらぎの音が聴こえるばかりで京の夜はふけてゆく。

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