京都を歩く その1
京都へ「明日へのかたち展」(光風会・工芸展。京都文化博物館。9月20日〜24日)を見に行く。
母が作品(←吉松道子「母子像」)を毎年出品しているので、毎年この時期には京都へ行き、ついでに(どちらが「ついで」か分からないが)あちこち回って京都三昧するのが年中行事になっているのである。
いつもならこの時期はもう秋の気配…のはずなのだが、今年は9月も下旬だというのにまだ夏の名残が居座ったまま。
そこで、市内を徘徊するのはやめ、涼を求めて大原三千院まで足を伸ばし、奥の宝泉院で庭を愛でながら静かにお茶をすする。
かすかに鈴虫の声も聴こえ、なんだか物凄くひさしぶりに「まったり」する。
さて、と山門を出たところで、にわかに夕立ちの大雨。京都で傘を差すような雨に出会ったことは、もしかしたら初めてかも知れない。
まあ、これも一興…と、今度は鞍馬寺に向かい、雨に降られながらもめげずに(とは言っても途中まではさすがにケーブルカーだったのだが)本殿金堂まで登る。
運動不足の身の割りには意外と軽やかに石段を上がれたものの、歳をとると筋肉痛は(運動の直後ではなく)数日後にやってくるので、明後日あたりが怖い。
夜は貴船で一杯。しとしと雨の天気だったので、川床は客の影も無く、ひたすら静か。
川のせせらぎの音が聴こえるばかりで京の夜はふけてゆく。
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