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2007年12月24日 (月)

オスカー・ピーターソン死去

Opeterson 23日、ジャズ界屈指の大ピアニスト、オスカー・ピーターソン(82歳)が亡くなった。

 カナダ出身の名ピアニスト…と言ったら、クラシック音楽愛好家ならグレン・グールド(1932〜1982)を真っ先に挙げるだろうが、私はピーターソンだなあ。70年代にディジイ・ガレスピー(tp)やジョー・パス(G)あるいはエラ・フィッツジェラルド(Vo)らと白熱のインタープレイを聴かせたアルバム(LP)を聴き、その圧倒的なドライヴ感とスピード感に魅せられ、そこから60年代の名アルバム(「プリーズ・リクエスト」や「ナイト・トレイン」など)を聴き始めた。

 来日公演も何度か聞きに行ったし、コンピュータに楽曲の打ち込みを始めた(まだ2トラックのピアノ譜の入力がやっとだった)ころ、最初にデータ入力した曲が、彼の弾く「Geogia on my mind」と「Night train」だった。そのデータ(25年ほど前の最初期のMIDIデータ)は、いまだに私のMacに残っている。

 おかげで、私が書くアレグロ(あるいはプレスト)のジャズっぽいフレーズには、かなり彼の影響が刻印されている(ちなみに、スローな部分はビル・エヴァンスとキース・ジャレットだ)。「デジタルバード組曲」に始まるモード&プレスト路線は、彼のピアニズムの強烈なインパクトが発想の起源だし、「天馬効果」のフィナーレのジャズっぽさは完全にジョー・パスとの(サル・プレイエルでの)デュオ・ライヴ盤の影響だ。

 それにしても、若い頃に出会った音楽と言うのはまさしく一生の宝だ、と改めて感じる。私の場合は70年代(つまり十代後半から二十代にかけて)に聴いた音楽になるのだが、それらは、こうして歳を取っても自分の身体の奥の奥まで深く染み込んでいて、今聴いても心を震わせてくれる。

 今生まれている音楽も、
 そうやって若い人たちの心の奥深くまで残るのだろうか?
 若者よ。いい音楽に出会いたまえ。
 オジサンは心からそう願うよ。

 

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コメント

初めてこちらでこの事を知りました。
ショックです…
私も、作曲面で影響を受けました。
彼のピアノのアタリ(タッチやアーティキュレーション)、疾走するパッセージ、本当に素晴らしい。
ご冥福をお祈りします。

そして
吉松さまが彼の影響を受けていた、と知って
何故か嬉しくなった次第です。

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