正月休み中にMac OSの最新バージョン「OS X 10.5(Leopard)」を手に入れた。
OSを新しくすると、必ず大なり小なりソフトに不具合が出て来るので、新しいバージョンへのアップグレードは仕事の切れ目に限ることにしている。しかも、いきなりメインマシン(デスクトップ)に導入して不具合があると怖いので、まずサブマシン(ノートブック)に入れて、しばらく様子を見て…というのが今までのペース。
そんなわけで今回も、暮れに新OSのパッケージ(¥14,800)を買ってきて、まずノートブック(PowerBook)にインストールし、色々なソフト(特に仕事で使う音楽関係のソフト)を開いてみて不具合がないかどうか確認し、満を持してこの正月に仕事場のメイン・コンピュータ(Power Mac G5)にインストールすることに・・・
・・・したのだが、どうしても出来ない。首を傾げて注意事項を良く読むと、シングルユーザーのパックは「インストールは1台のマシンに1回きり」なんだそうで、DVD自体にプロテクトがかかっている様子。
確かに、複数台のマシンにぱかぱか不法コピーされてはたまらない…という思惑はわかるけれど、こういう仕打ちをされると、デスクトップとノートと2台を使っている正規の「シングル」ユーザーは困ってしまう。(複数台にインストールしたかったら、¥8,000追加して「ファミリー」パックを買えということらしい)。「やれやれ」というか、ちょっと萎えてしまった。
Macをsytem 6(漢字Talk 6)から使っている古参のMacユーザーとしては、「むかしはもっと大らかだったのに」と思わず遠い目になってしまうが、それにしても最近、この種のプロテクトやライセンス認証がガッチリかかったソフトが多くなってきた。違法な複製を防止したいのは分かるけれど、ちゃんとお金を払っている正規の客にまで、いきなり「万引きは犯罪ですからね」と釘を刺してから「はい、一人一個です」とリンゴを渡す果物屋に、アナタはもう一度行きたいですか?(でも、どうせ結局また行くんですけどね)