アルビレオ・モード@1st edit
イギリスよりソプラノ・サクソフォン協奏曲「アルビレオ・モード」の録音1st edit(sax:須川展也、指揮:佐渡裕、BBCフィル)が届く。
実はこの曲、2005年4月のあの死者107人を出した福知山線脱線事故の直後に大阪で初演されている。アルビレオは、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に出てくる死の国への分水嶺に立つ星で、この作品もそれを描いているのだが、奇しくも列車で107人が星の国に旅立った事件の直後とあって、初演の時は曲を聴きながら泣けてしようがなかった。
特に音楽を志す若い人が何人も犠牲になった(中には、そのコンサートに来る予定だった人もいたかも知れない)ことは、本当に痛ましいとしか言いようがない。この曲を聴くたびに、そのカンパネルラたちのことを思い出す。
CDは、須川氏によるサクソフォン協奏曲集としてCHANDOSより夏頃に発売予定。
« 確定申告の季節 | トップページ | 夢の音楽堂@NHK BS hi »
「仕事&音楽」カテゴリの記事
- 対談@都響WEB(2024.09.20)
- 草津の夜(2024.08.30)
- Finaleのフィナーレ(2024.08.27)
- 草津音楽祭オープニング(2024.08.17)
- お知らせ:草津音楽祭(2024.08.07)
コメント