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2008年3月20日 (木)

ベルリン・フィル特番@BS hi

Nhk_bs_hi_march08 NHK衛星ハイビジョン「夢の音楽堂〜ベルリン・フィルのすべて」に出演。13時から20時までの7時間番組(司会:高橋美鈴アナウンサー,ゲスト:土屋邦雄、吉松隆)。

 フルトヴェングラー〜カラヤン〜ザンデルリンク〜ヴァント〜アバド〜ラトル〜小沢征爾との共演で聴く数々の演奏は、打合わせのDVDで聴き、当日スタジオで聴き、また放送で聴いたわけだが、やはり「凄いオーケストラだなあ」という印象。最高性能のスポーツカーを見る感じだ。

 ただし、ベルリン・フィルで43年間ヴィオラを弾いておられた土屋邦雄氏ともども、スタジオのコメントでは結構辛口の苦言もしゃべっていたのだが、「これはカットされるだろうなあ」と思っていたところは漏れなくカット(~ ~)。

 面白かったのを2〜3ご紹介。

 司会「ベルリン・フィルは世界のトップ・オーケストラであるわけなんですが…」「今はトップじゃないですよ。最近の調査では,ウィーン・フィルがトップ,次がコンセルトヘボウで、その次くらいじゃないですか」

 司会「世界各国から優れたプレイヤーが集まっている国際的なオーケストラですよね…」「でも、世界中から優れた牛肉を集めてブレンドしたら、それはもう和牛じゃないでしょ。食品だったら〈産地偽装〉と言われかねない。〈国際的〉は一歩間違えば〈国籍不明〉になりかねないですからね〜」

 司会「カラヤン以降、オーケストラの団員の民主的投票によって,アバド、ラトル…という国際的な指揮者を常任に迎えたわけですが…」「いや、当時、投票の選択肢の中にドイツ人の指揮者が一人もいなかったというのは、国際的だと笑ってすませる問題じゃないですよ。日本の国技のはずの大相撲に日本人の横綱がいないのと同じで、ドイツ人としては内心かなり忸怩たる思いがあるんじゃないですか。イタリア人(アバド)やイギリス人(ラトル)を続けてシェフに迎えたベルリン・フィルは、もはやベートーヴェンやブラームスを弾かせたら天下一品という〈ドイツのオーケストラ〉とは言えなくなっていますしね」

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コメント

昨日見ました!!
7時間もあっという間でしたね。さすがベルリンPO!
しかし吉松さん終止笑ってらしたのは、そういう理由でしたかw おかしくてたまらなかったんですね。(^^
親父と二人で見てましたがなぜか涙が流れてきました。
なんでだろ別に悲しい話でもないのにね。(戦争のところは悲しいけど)
やっぱりベルリンPOの歴史というのはそれだけ重みが違うということでしょか。

うちでは、見れないんです。
見たいなー・・・

先日はお世話になりました。
先生をいろいろ検索しているうちに、ここにたどり着きました。
ほんとうはスタジオで、もっときちんと挨拶したかったのですが収録が長引きましたものね。
番組、20日に見ましたけどおもしろく構成されていました。
いつか、吉松先生のところにちゃんとお礼の挨拶に行きたいと思います。

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