収録@NHK-FM「オーケストラの夕べ」
曲目は、マーラーの交響曲第6番「悲劇的」。演奏はダニエル・ハーディング指揮、東京フィル(2008年2月14日オペラシティ定期)。
今回は、楽章の順番がCDや出版スコアでおなじみのものとは異なり、第2楽章:アンダンテ、第3楽章:スケルツォという逆順によるこだわりの演奏。
確かに以前から、第1楽章:アレグロの後に第2楽章:スケルツォが続く(今までの)並びは、同じ楽想が続きすぎて変だなあ…と思ってはいたのである。
ところが、最近の研究では、マーラーによる初演もアンダンテ〜スケルツォという並びで、その後(出版に際して)楽章を入れ替えたという根拠も薄弱とかで、この順序による演奏の方が正統になりつつあるのだとか。この方が純器楽交響曲として遙かにバランスがとれているし、長年の疑念が解けてすっきりしたような気がする。演奏もなかなか素晴らしかった。
アンコールには別収録のバッハの「トッカータとフーガ」(指揮:金聖響)。
放送は、5月11日(日)19:20〜21:00。
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