Symphonic Instrument
Macで内蔵音源として使えるオーケストラのサンプリング音源:MOTU(Mark Of The Unicorn)「Symphonic Instrument」を試してみた。
昔から目を付けていた割には導入が遅れ、そのくせ忙しくて暇がない時に限ってこういうものをいじりたくなる。悪い癖である(+ +)
現在、仕事場のMacでは、外付けのMIDI音源(MU2000)と、Mac内のQuickTime音源およびSoftシンセ、そしてFinale添付の「KONTAKT」という内蔵音源を使い分けているが、オーケストラの音としては(実際の楽器をサンプリングしているので)これがもっともハイレベル。
(ちなみに、この種のサンプリング音源には、ウィーンのオケをサンプリングしたべらぼうに高い音源シリーズもあるらしいが、値段が一ケタ上!!!)。
この音源、例えば「ストリング・セクション」だと、長音ロングトーンと短音マルカート、細かいパッセージ音型(上行、下行)、スピカート、ピチカートにトリルなどの音サンプルがそれぞれ入っていて、至れり尽くせり。フレーズによって細かく設定すれば、かなり完璧なオーケストラ・サウンドが手に入るはず。
ただ、スコアの音符は(当然ながら)長音短音入り乱れているわけで、単にMIDIチャンネルごとに楽器を振り分けるくらいでは使い物になるような音にはならない。(ロングトーンに設定すると細かく刻む音型が文字通り細切れになり、逆にマルカートに設定すると今度はロングトーンがブツ切りになる。なかなかうまくいかないのである)
というわけで、Digital Performer(演奏ソフト)などで時間をかけてオーケストラ・サウンドを作るのには最高だが、作曲&楽譜ソフトで使うには安物のソフトシンセの方が有効、という皮肉な結果に。
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このようなソフトを眼にする度、
「ヒトの成せる技」とは、素晴らしいもの
だな...と(逆説的にですが)感じてしまいます。
投稿: DC−5kbk | 2008年6月 7日 (土) 20:43