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2008年9月30日 (火)

朱鷺の行く末

Toki2008 今月25日に、佐渡(新潟県)で朱鷺の試験放鳥が行われた。

 朱鷺(Nipponia Nippon)は、かつては日本国内に広く分布する鳥だったが、20世紀にはいって激減したため国際保護鳥・特別天然記念物に指定。1981年1月に佐渡に残された野生の5羽すべてが捕獲され、人工飼育が試みられた。私が「朱鷺によせる哀歌」という曲を発表したのは、まさにこの頃である。

 その後、2003年10月に最後の朱鷺キンが死亡した時点で日本の朱鷺は絶滅。しかし、1999年に中国陝西省に生息していた同一種の〈朱鷺〉を借り入れ、人工繁殖を試みたことで現在では100羽以上がケージの中で育っている。

 今回の試験放鳥は、朱鷺をふたたび佐渡の自然の中に戻す計画の第一歩。10羽が「GPS付き小型発信器を背負い、識別マーカーで着色されて」、絶滅した時よりもっと過酷な「自然」の中へ放たれた。

 このニュース、喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか、まったく分からない・・・

 

2008年9月28日 (日)

オニオン・バレエ組曲初演@Accordion Works 2008

Accordion 京都からトンボ返りして、浜離宮朝日ホールでの御喜美江さんのアコーディオン・リサイタル(Accordion Works 2008)に、拙作「オニオン・バレエ組曲」の初演を聴きに行く。

 後半の演奏の前に〈ミニミニインタビュー〉とかで急きょ舞台にあがってしゃべる羽目になり、「えーと。今、京都から戻ったばかりで、時差ボケで…」とご挨拶。

 ソロ、ピアノとのデュオ、マリンバも加わってのトリオ、とアコーディオンの魅力全開のコンサート。後半第2部の冒頭に演奏された私の新作組曲(アコーディオン・ソロ)も、見事な演奏で初披露された。

Finalez …のだが、実を言うと、全部で7曲ある内の最後のフィナーレが「どうしても満足行く演奏にならないんです。ごめんなさい」ということで見送りになる…というちょっと珍しい裏幕事情が。

 演奏家のことを考えずに難曲を書くというのは作曲家の性だが、御喜さんというテクニシャンが丸ひと月練習に練習を重ねても1曲だけ弾きこなせず「難しくて涙が出ます」とおっしゃるのだから、これはエライ曲を書いてしまったようだ。

 おっと、これは「タマネギだけに…」というオチを付けるためのネタではありませぬ。念のため。

 いつの日か「全曲版初演」を聴ける日を楽しみに、今日は(時差ボケで)疲れたので、ひとまず夢の世界へ・・・

2008年9月27日 (土)

京都の一日

Asu 昼、京都三条高倉の京都文化博物館「明日へのかたち展」へ、母親が出品している作品←を見に行く。

 毎年この時期(9月下旬)に開催している工芸展(光風会)で、これを見にわざわざ京都に来る…というより、それをいいわけにして無理やり京都に来ている…と言うべきか。

 28日(日)まで開催しておりますので(入場無料)、お近くで興味がおありの方はどうぞ。

          *

Jeugia 午後は、京都三条のJEUGIAでCD「アトム・ハーツ・クラブ」のインストア・イベント。

 トーク+ミニ・コンサート+サイン会…と謳っているものの、室内楽のアルバムなのに、ピアニストと作曲家だけ…なのだから人手不足であることは否めない(+ +;)。

 そこで、我が愛機MacBookを持って行って、ピアノとカラオケ・セッションをしてみたり、話の中で出てくる音楽をその場で鳴らしてみたり。(ちなみに、このMacBookには、今回のCDのみならず私の全作品および所蔵するクラシック、ロック、ジャズ、現代音楽の主要CDがすべて音源として入っている。いわば魔法の小箱なのである)。

 東京でも、10月5日(日)に渋谷TOWERレコードで、同じような小規模イベントを行う予定。来場者には手製のイラスト・カードを進呈(するかも知れません)。(しかし、これでCDが何枚か売れても、とても採算は取れないよなあ・・・)

          *

Nanba 夜は、知り合いのドイツ人ご夫妻と数年ぶりに再会し、河村さんも交えて祇園で飲む。

 ホテルのコンシェルジュに紹介してもらった「なん波」というお店。
 異界への入口のような細い路地の奥にある「いかにも京都らしい」(カウンター数席と個室だけの)小さな料亭で、ひさしぶりの京料理を味わう。(…って、こんなことをやっているから採算が取れないのだが・・・)

2008年9月26日 (金)

京都の夜

Kyototower 

2008年9月24日 (水)

収録@NHK-FM「オーケストラの夕べ」10月分

Okeyu2 NHK608スタジオでFM「オーケストラの夕べ」10月分(2本)の収録。

 10月5日(日)放送分は、バーバー「弦楽のためのアダージョ」、バーンスタイン「シンフォニック・ダンス(ウエストサイド物語より)」、交響曲第2番「不安の時代」(p:江口玲)ほか。指揮:尾高忠明。…という近現代アメリカゆかりの作品を集めた一夜。
 

 10月12日(日)放送分は、ヨハン・シュトラウス「くるまば草」序曲、ウィーンに因んだオペレッタから(sp:西野薫)、ベートーヴェン交響曲第6番「田園」。指揮:大町陽一郎。こちらは、ウィーンゆかりの作品を集めた一夜。

 余談ながら、ウィーンの話をしていてチェックが入ったのが「メリー・ウィドウ」と「ジプシー男爵」。これは時々やってしまうのだが、前者は「陽気な未亡人」の〈未亡人〉が、後者は〈ジプシー〉が(NHK的に)NGワード。正しく(?)は「陽気な女やもめ」と「ツィゴイネル・バロン」(なんだそうだ)。うぃーん・・・もとい、うーーん。

2008年9月23日 (火)

仕事@アレンジ・スコア&パート譜

Atomfolder 宝塚でのコンサート(10月13日)の楽譜制作最終段階。

 カルテット(Flute, Violin Cello & Piano)用のアレンジ・スコア5曲とコーラス1曲とそのパート譜、併せて全115ページ・・・という(かなりの)大仕事。(ただし、仕事と言っても1円も出ないので、写譜屋さんにも頼めず、すべて手作業・・・(+ +;)

 我が助手〈Finale〉くんには「パート譜を別ファイルで書き出す」という機能もあるのだが、クラシック系楽曲の場合、そのままではほぼ使い物にならないので、その修正(主にレイアウト)に丸一日を費やす。
 肩が凝るのと、目が疲れるのと、近くの神社で秋祭りをやっているのを見に行けないストレス?とでヘトヘト。

 夕方ようやく出来上がり、楽曲ごとにまとめて、汎用のPDFファイルにして保存。

2008年9月21日 (日)

CDアトム・ハーツ・クラブ

Cd_atomh CD「吉松隆:アトム・ハーツ・クラブ/河村泰子」(Camerata Tokyo CMCD-28162)の完成盤届く。

 発売は25日(木)の予定。

 27日(土)は京都のJEUGIAで発売記念インストアイベント

 出かけていって何かしゃべる予定ですので、よろしゅう。

 ほな。

2008年9月18日 (木)

HP 500,000

500000

ホームページ「交響曲工房」の訪問カウンター
500,000を超える。

ご愛顧に感謝。

2008年9月17日 (水)

青山・渋谷・日吉

Dazai 午後、青山のジャパンアーツ事務所で「仕事」の打ち合わせ。前にちょっと書いた太宰治生誕100年がらみの映画のお話。詳しくはいずれ。

 その後、渋谷のヤマハに出て次回「オーケストラの夕べ」で解説する曲の楽譜探し。(途中、なぜか美人演奏家Mさんにばったり会ってしまう)

 ちなみに今週(9月21日)の「オーケストラの夕べ」では、左手のためのピアノ協奏曲「ケフェウス・ノート」(9月4日:関西フィル定期にて収録)が放送予定。(ただし私の解説ではないので念のため)

 夜は日吉の慶應義塾大学に出向き、来月(10月26日)初演するワグネル・ソサイェティ・オーケストラ委嘱作「大学祝典序曲EX」の練習(指揮:藤岡幸夫氏)立ち会い。
 本体の創立150周年記念式典(11月8日)でも演奏することになったらしいので、短縮版の相談。

 くたびれ果てて東京に戻る。

2008年9月14日 (日)

中秋の名月

Moon 東京に戻ると、中秋の名月。

 MacBookとiPhoneでメールはチェックしていたものの、テレビは全く見なかったので、軽い浦島太郎状態。頭が〈東京仕様〉に復帰するのに、まだ数日ほどかかる予定。
 でも、社会復帰したいような、したくないような……


 ちなみに、写真は合成です m(- -)m


Neko

2008年9月12日 (金)

夏の終わり

04 木々の緑

 ネットに繋がったMacBook

 そして机と眼鏡と

 本とコーヒー

(+夜はちょっぴりお酒)。

 それだけあれば、別に東京なんかにいる必要はないんじゃないか…

 …と思い始めるのが、毎年かかる〈東京に帰りたくない病〉。


Coro02 でも、東京ではネコが待っているし…

 帰らねば・・・

2008年9月11日 (木)

まだ夏休み

02a 20代から30代の頃、気分転換にとよく旅に出た。しかし、目に入る景色や情報はすべて音楽を含んでいて、すぐにピアノと五線紙の世界に心を引き戻された。「音楽を考えない(オフの)時間」など存在し得なかった(ような気がする)。

 それが40の半ばを過ぎたあたりから、「今日は音楽(作曲)のことは考えないことに(音楽のスイッチをオフに)しよう」と決めると、ピアノも五線紙もない場所で「音楽を考えない」ということが出来るようになった。30代まではあり得なかったことだ。

 そして、50をだいぶ過ぎた今では…、そんなこと何も決めなくても音楽のことなんか忘れられるようになった。その証拠に、ピアノも五線紙もない処にかれこれ数日いるが、平気の平左である(^ ^)¥。

 これは、円熟ゆえの達観の境地か、単なる老人ボケの入口か?
 
 というわけで、(ピアノも五線紙もない)北軽井沢まで足を伸ばす。青空は清々しく、樹々の緑がさわやか。

2008年9月 9日 (火)

遅い夏休み in 軽井沢

Karuizawaa 昨日から遅い夏休みで1年ぶりの軽井沢。

 昨年の今頃は台風で全町停電になったりして大変だったが、今年は清々しい天気。逗留先のホテルでは今回小さなバルコニー付きの部屋にあたったので、椅子に座って日がな一日、木陰を吹き抜ける風を愛で(鳥のさえずりを聴き)ながら本を読む。

 実は、来年の太宰治生誕100年がらみの仕事(まだ引き受けると決めたわけではないのだが)の話があって、太宰本をごっそり持っての軽井沢入り。「ヴィヨンの妻」「人間失格」「斜陽」「走れメロス」「晩年」「グッドバイ」などを何十年ぶりかで読み直しているところ。トカトントン。

01a ただし、正直言って昔から太宰は(好きか嫌いかで言うと)嫌いである。人間の弱みばかりをえぐるのと、女たらしなのと、偽善を嫌うあまりの偽悪ぶりと、何かというとすぐ「死ぬ」と言う「人でなし(人間失格)」ぶり(実際に愛人と情死しているし)がどうにも肌に合わない。宮澤賢治とは(資質は似ていても)全く反対方向を向いている。それが賢治派の私としてはどうにも許せなかったわけだ。

 それが、ある時、吾妻ひでおのマンガに太宰治の影を見い出してから、ちょっと見方が変わった。非常識で飲んだくれで人間を失格している男の横に常に可愛いんだか壊れてるんだか分からない女性がいる世界が、どこか似ているのだ。「ヴィヨンの妻」などは「不条理日記」のタッチが実に似合いそうだし(などと言うと、太宰ファンは卒倒するかも知れないけれど)。

 この太宰の世界に音楽を…と言われると難しいが、敢えて挙げればチャイコフスキーか。「エフゲニー・オネギン」や「スペードの女王」あたり。女々しいくせに大言壮語で、虚無的なくせにセンチメンタルな処がぴったりだ。

 …などと思えるということは、意外と好きになってきているのかも。

2008年9月 7日 (日)

トゥーランドット考・後編

Turandotb 大阪から戻って月刊クラシック音楽事務所9月分の記事を書く。今回は8月号の続きで「北京オリンピック記念〈トゥーランドット〉考」の後編。

 物語のあらすじと、プッチーニの死で未完に終わったこのオペラの終幕についての(ひねくれた)やぶにらみ考察いろいろ。

 これが終わってようやく夏休み。

 作曲家なんて1年中夏休みみたいなものだけれど、オフで2日以上外に出るのは……もしかしたら1年ぶり。

 インターネットは繋がらないかも知れない所へ行くので、記事は自動更新に設定。10日の10時にアップされる予定。

2008年9月 4日 (木)

ケフェウス・ノート@大阪・関西フィル定期

080904 左手のためのピアノ協奏曲「ケフェウス・ノート」op.102の改訂2管編成版初演(関西フィル定期演奏会。ザ・シンフォニー・ホール)に立ち会うため大阪へ。

 ピアノは(もちろん)舘野泉さん、指揮は藤岡幸夫氏。プログラムはV=ウィリアムスの「タリスの主題による幻想曲」で神秘的に始まり、コンチェルトを挟んでトリは(北欧つながりの)雄渾なシベリウスの第5番。

 この曲、初演は室内管弦楽編成(弦楽アンサンブル+管5本)だったのだが、今回は普通の2管編成オーケストラ用に書き直した版の初演。ピアノのパートは一音もいじくっていないにもかかわらず、響きに厚みと色彩が加わることで「まったく違う曲のように聞こえる」のだから音楽は面白い。

 とは言え、左手一本で2管編成のフル・オーケストラと張り合うのだからピアノは大変。しかし、舘野さんは時に繊細に時にダイナミックに抒情を紡ぎ続け、その音楽は豊饒きわまりなく、まったく「片手で弾いている」という感じがしない。

 関西フィルの暖かい響きに包まれ、補助席まで出た満員のお客さんにも「ラヴェルでない」新しい左手のピアノ協奏曲を堪能していただけたと確信している。

Cepheusa 舘野さんはこの後フィンランドに戻って、この曲(室内管弦楽ヴァージョン)を海外初演する予定とか。そして、まだ内緒ながら東京での再演の話も・・・

 ちなみに、私と舘野さんと藤岡氏は3人とも慶應義塾高校出身。同じ高校の先輩後輩が作曲と演奏と指揮で共演するとは、なんとも不思議な縁である。

 また、今日のコンサートの模様はNHK-FMで放送される予定とのこと。日程は聞きそびれたが、詳細はいずれ。

Cepheus2

2008年9月 2日 (火)

4つのヴィネット for piano

Vinettes ピアノのための「4つのヴィネット op.105」仕上がる。

 私の曲にしては珍しく怪しげなタイトルのない4つの肖像(ヴィネット)風バラード。両手のピアノ曲としては・・・もしかしたら7年ぶり?・・・(左手のためのピアノ曲は随分たくさん書いたけれど)。

 初披露は、「河村泰子ピアノ・リサイタル」吉松隆作品シリーズvol.2:2008年11月1日(土)15:00/ムラマツ・リサイタルホール(新大阪)にて。

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