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2008年9月 4日 (木)

ケフェウス・ノート@大阪・関西フィル定期

080904 左手のためのピアノ協奏曲「ケフェウス・ノート」op.102の改訂2管編成版初演(関西フィル定期演奏会。ザ・シンフォニー・ホール)に立ち会うため大阪へ。

 ピアノは(もちろん)舘野泉さん、指揮は藤岡幸夫氏。プログラムはV=ウィリアムスの「タリスの主題による幻想曲」で神秘的に始まり、コンチェルトを挟んでトリは(北欧つながりの)雄渾なシベリウスの第5番。

 この曲、初演は室内管弦楽編成(弦楽アンサンブル+管5本)だったのだが、今回は普通の2管編成オーケストラ用に書き直した版の初演。ピアノのパートは一音もいじくっていないにもかかわらず、響きに厚みと色彩が加わることで「まったく違う曲のように聞こえる」のだから音楽は面白い。

 とは言え、左手一本で2管編成のフル・オーケストラと張り合うのだからピアノは大変。しかし、舘野さんは時に繊細に時にダイナミックに抒情を紡ぎ続け、その音楽は豊饒きわまりなく、まったく「片手で弾いている」という感じがしない。

 関西フィルの暖かい響きに包まれ、補助席まで出た満員のお客さんにも「ラヴェルでない」新しい左手のピアノ協奏曲を堪能していただけたと確信している。

Cepheusa 舘野さんはこの後フィンランドに戻って、この曲(室内管弦楽ヴァージョン)を海外初演する予定とか。そして、まだ内緒ながら東京での再演の話も・・・

 ちなみに、私と舘野さんと藤岡氏は3人とも慶應義塾高校出身。同じ高校の先輩後輩が作曲と演奏と指揮で共演するとは、なんとも不思議な縁である。

 また、今日のコンサートの模様はNHK-FMで放送される予定とのこと。日程は聞きそびれたが、詳細はいずれ。

Cepheus2

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コメント

昨夜の感動と興奮が朝になっても続いています。
素晴らしいひと時をありがとうございました。
「霧の向こうの田園」…それぞれの人生が音楽を生み出し
また、音楽を感じるのですね。

地方なものでなかなか実演を聴きにいけなくて残念なのですが、
放送楽しみにしています!

素晴らしいコンサートでした。ありがとうございます。カッチーノはまた最高でした。感動で泣けました。

左手のためのピアノ協奏曲「ケフェウス・ノート」op.102の改訂2管編成版初演という素晴らしい時空に身を置くことができて、とても幸せでした。舘野さんのピアノはもちろん、曲の美しさに圧倒され、アンコールの「カッチーニのアヴェマリア」でどうしようもなく涙が出ました。吉松さんの他の曲をもっと沢山「生」で聴きたくなりました。note

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