東宝撮影所にて
なぜか太宰治「ヴィヨンの妻」の映画化作品の音楽を担当することになって、撮影の見学と打ち合わせに東宝の撮影所へ伺う。
まず入口でゴジラがお出迎え。嬉しくなって思わず写真を撮ってしまうのが「怪獣世代」の性か。
今回の映画の舞台は終戦直後(昭和21年頃)の東京。ということで、巨大スタジオの中にトタン屋根の家や中野界隈の路地や飲み屋など「昭和の町」のセットが組まれ、まるでタイム・スリップしたような懐かしくも不思議な感覚に襲われる。
監督は名匠:根岸吉太郎氏。写真→は、主人公の妻(松たか子)が勤める居酒屋「椿屋」(女将:室井滋)の店内と、中野の飲み屋街のセット。
日本なのに異国、異国なのに日本…というギリギリの異次元空間。いいなあ。こういうところに紛れ込んで行方不明になってみたい・・・
映画は、来年の太宰治生誕100年にあわせて秋頃上映の予定。詳しくはそのうち。
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NHK大河ドラマは無理だとしても、吉松さんの映画音楽、かねてから聴きたかったんですよ。
楽しみにしてますね。
投稿: 月注斎 | 2008年10月 5日 (日) 10:02
吉松先生作曲の校歌なども、いつか聴きたいと思っております。機会がありましたら是非。
投稿: liquor saint | 2008年10月 7日 (火) 00:46