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2009年6月17日 (水)

サイエンス☆音楽@対談

Deeps 日本科学未来館のサイト「deep science」用に佐倉統(東京大学大学院情報学環教授)氏と対談。

 科学的視点から見た「文化」を語る連載対談シリーズということで、私へのお題はもちろん「音楽と科学」。日本人とクラシック音楽…とか音量子仮説…とか旋法論とかコンピュータとかネットとか脳とか遺伝子とか音楽の未来とか…2時間にわたって嬉々としてしゃべりまくってしまった。

 考えてみれば、今まで出会った音楽関係の人たちというのは、「音楽を数値化(あるいは数式化)できないか?」とか「情感とか感動も変数として捉えることが出来るのでは?」という方向の話をし出しただけで、「あ、わたし文系ですから、そういう話はぜんぜん…」と入力不可になるか、「そんなことは出来るわけがないし、する必要もない」「音楽は科学でなんか解析不可能」と拒否になるか二つに一つ。

 でも、「音楽を知る」…ということは「人間を知る」ということであり、それを知ろうとすること即ち「サイエンス」にほかならない。ちゃんと音楽も科学も視野に入っている人と話すと、それを改めて実感するし、想像力も広がる感じがする。いやあ、楽しかった。

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仕事&音楽」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
MIDIシーケンサで打ち込み演奏データを作ると、音の強さやテンポなどが数字で出てきます。
感情を込めたデータを作ると、それも数字で出てきますので、もしかしたら、何らかの参考になるかもしれません(ならないかもしれません^^;)
もし、数値化が実現したら、古い時代のレコード録音を美しいリアルな音で「再録」とかできるのかもしれません。

>もし、数値化が実現したら
グールドのゴルドベルグの古いほうをおっしゃられる
アイデアで「再録した」CDが出ていますよね。。

○ニークラシカルもそこまでしてグールドで稼ぐんかい!
とちょっと思ってしまいましたが,,,

それはともかく吉松さんの自作自演とかも聞いてみたいものです。

いやいや「音」の数値化は
とっくにできてるんですって。

吉松せんせが昔から言っているのは
「音楽」の数値化&数式化。

「感動したッ」とか「胸がきゅん」とかいうのを
オシロスコープみたいにグラフィックで
表示できないか、という無謀な。。。失礼。。。
お話なわけで、まだ50年は無理かと。

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