FMシンフォニーコンサート収録
NHK405スタジオで「FMシンフォニーコンサート」8月分の収録。
今回は、8月2日(日)放送分の1本で、曲目はシェーンベルク「浄められた夜」、リヒャルト・シュトラウスの(ちょっと珍しい)「祝典前奏曲」および「ツァラトゥストラはこう語った」。演奏はダン・エッティンガー指揮東京フィル。
というわけで、解説で別にニーチェについて言及するわけでもなかったのだが、「ツァラトゥストラ」、久しぶりにぱらぱらと読み返してみた。
シュトラウスもシェーンベルクもニーチェも、ワグナーの呪縛と19世紀から訣別した「新しい世界」を夢見…、そして確かに、二十世紀を迎えて音楽は、「無調音楽」「ジャズ」「ロック」「コンピュータ・ミュージック」と、(ニーチェ風に言えば)「音楽を超えるもの」になった。おそらく彼らの想像したものとは全く別のものだろうけれど…。
一方、当の人間はというと…、相変わらず「超人(人間を超えるもの)」に進化しそうな気配はない。でも、そろそろネットやコンピュータの中に「人間を超えるもの」の意識が生まれつつあるのかも知れない…という期待はちょっとある。
その時は、ネットの中から突然「ツァラトゥストラ」の冒頭テーマが鳴り響き、「我思う、ゆえに我あり」という声が聞こえる・・・・・のだろうか?
待ち遠しいような、怖いような・・・
« 盂蘭盆 | トップページ | 新・動物の謝肉祭 »
「仕事&音楽」カテゴリの記事
- 草津の夜(2024.08.30)
- Finaleのフィナーレ(2024.08.27)
- 草津音楽祭オープニング(2024.08.17)
- お知らせ:草津音楽祭(2024.08.07)
- 対談Interview(2024.07.19)
« 盂蘭盆 | トップページ | 新・動物の謝肉祭 »
コメント