大阪万国博覧会@1970
大阪で一日空いたので、39年ぶりに万博公園に行く。(最近、こういうネタばかりのような気が…)
1970年8月、高校生の夏休みに、鉄鋼館(武満徹、クセナキス)やドイツ館(シュトックハウゼン)・松下館(松村禎三)・繊維館(湯浅譲二)を目当てに数日通ったのだっけ。まさに現代音楽バブルの最後の残照だった。
今、太陽の塔は相変わらずそそり立っているものの、数千個のスピーカーとレーザー光線が飛び交っていた未来音楽の牙城:鉄鋼館(写真下)はすっかりツタだらけで見る影もなし。まさに「兵どもが夢の跡」という思いで、しばし落涙。
こんな高価なおもちゃをたかだか三〜四十代の作曲家に買い与えていたなんて、当時の日本は・・・(以下自粛)
ふと、日本という国の廃墟を訪れたような気になり、思わず合掌してしまった。
« 大阪 DE リハーサル | トップページ | アトム・コンサート@宝塚 »
コメント