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2009年8月19日 (水)

ニューヨークの秋@1981

Newyork81a 部屋の片付けをしていたら、机の引き出しの奥から昔のネガフィルムが何本か出てきた。
 ふと、今使っているプリンタに「フィルムのスキャン」という機能があったことを思い出し、何枚か取り込んでみると、なんと28年前のニューヨークの写真だった。

 1981年に、オフオフ・ブロードウェイのラ・ママ劇場というところでミュージカルを上演するために2週間ほど滞在していた時のもので、当時は作曲家にデビューしたての28歳の頃。
 飛行機とホテル代は出してくれたもののギャラはゼロの仕事で、そもそもカメラを持って行ったかどうかすら記憶はないのだが、連日、リハーサルが午後から夜(ほぼ徹夜)まで続き午前中だけはヒマだったので、ぶらぶら町を散策しながら撮ったものらしい。

 宿泊していたのは、ワシントン・スクエア・パークのすぐ横の安ホテル。小説「火宅の人」を執筆中の壇一雄がNY滞在中(自殺を考えながら)ここに泊まっていたそうで、数年前、娘の壇ふみさんが訪れるドキュメンタリーをテレビで見た憶えがある。
 当時のNYはあまり治安がよくなくて、しかも劇場の周辺は観光客用マップでは「危険地域」のレッド・ゾーンの真っ只中。舞台衣装の鎧カブト(サムライ・ミュージカルだったので)を着た俳優さんたちの護衛で真夜中ホテルまで帰る日々だったのだが、途中よくビッグバードのぬいぐるみ(どうやらマリファナの売人さん)とすれ違った。考えてみると、怖ろしくシュールな風景だ。

Lamama ちなみに、写真は20枚ほどあったのだが、なぜか肝心の劇場や舞台の写真はおろか、俳優さんたちやスタッフなど(自分も含めて)人間が写っている写真が1枚もない!。人付き合いの悪さはこの頃から徹底していたらしい。
 というわけで、ラ・ママ劇場の写真はGoogle Mapのストリート・ビューおよびHPから。なにしろものすごく狭いところだった…という記憶しかない。

 ただ、懐かしいか?と言われると微妙なところ。若い頃の記憶というのは、思い出したくもないことで満ちているからね。

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