夏休み雑談:名曲の生まれ方
Blog「月刊クラシック音楽探偵事務所」更新。今回は「夏休み雑談:名曲の生まれ方」。
数年前、クラシック初心者の口からいきなり「モーツァルトの2台のピアノのためのソナタ」とか「エルガーのヴァイオリン・ソナタ」とかの曲名が出た時には、ちょっと驚いたものだった。
その後、「ベートーヴェンの7番」とか「プッチーニのトゥーランドット」になり、最近では、「ハチャトリアンの仮面舞踏会」に「ヤナーチェクのシンフォニエッタ」。
クラシックの「名曲」がブレイクするのは、むかしは映画がきっかけと決まっていたのだが、最近ではテレビ、CM、コミックス、小説、ネット…なんでもありになってきた。
(なにしろそれぞれ数百万数千万の視聴者&読者がいるから、そのコンマ数%の人が反応しただけでもクラシック界にしては「大ヒット」が生まれてしまうのである)
そんな世情を利用して、ひそかに「ショスタコーヴィチの第4番」とか「シュトックハウゼンのグルッペン」とかをブレイクさせようと目論んでいる輩もいそうだが・・・
なんだか…ありえなくもなさそうなのが怖い。
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