アトム・コンサート@宝塚
宝塚ベガ・ホールで、昨年秋に次いで2回めの室内楽版アトム・コンサート開催。
カルテット編成(ピアノとお話:河村泰子、フルート:中務晴之、ヴァイオリン:友永健二、チェロ:黒田育世)で、前半は「アトム誕生」から始まって「クラシック名曲メドレー(全18曲)」、各楽器の紹介。後半は「新・動物の謝肉祭(全6曲)」の初披露、「アトム・ハーツ・クラブ・トリオ第1番」、そして会場のこどもたちも加わって「鉄腕アトム」の合唱。
関西では(インフルエンザの影響で短くなったため)夏休み最後の日ということもあって、客席の子供率80%?以上。
しかし、ネタやギャグ満載のアレンジと演奏に加え、子供を舞台に上げて楽器を弾かせる体験コーナーなどもあり、つまらなそうな顔をしている子は見あたらず。結構おとなしくちゃんと聴いているし、時には音楽に合わせてノリノリの子もいて良いバランス。
かつては「退屈」だの「難しい」だのと敬遠されてきたクラシックのコンサートも、最近は随分エンターテインメントしているものが増えてきた。
演奏家たちが、「ただ黙って楽譜を弾いている」だけから脱却し出したという点では歓迎すべきイノベーション(技術革新)だが、その裏では熾烈な「生き残り」がかかっているわけだし、面白がってばかりもいられないか…。
この関西発「なんでやねんカルテット(仮称)」、夢は東京公演&全国ツアー?。興味おありの方は宝塚ベガホールまで。
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