帰ってきた鳥たちの時代
私の最初の作品集「鳥たちの時代」が〈カメラータ・コンテンポラリー・クラシックス〉シリーズとして再発売になったそうで、その見本盤(CMCD-50011〜12)が届いた。(発売は8月25日とのこと)
CDの初出が1991年だから18年前。一番古い録音(チカプ。1982年)は27年前!だ。これを読んでる「キミ」は生まれていたろうか?
なんだかはるか昔のようにも思えるし、ほんの昨日のようにも思える。思い出したくもない記憶の闇の奥で、懐かしさも微妙に蠢いていて、何というか……老人ホームに入ってテレビを見ていたら、若い頃の自分が映っている青春映画が放送されていて、嬉しいような恥ずかしいような思いに駆られる老俳優の気持ち……がちょっとわかると言うか。
でも、このアルバムのおかげで「野垂れ死ぬ前にきれいな音楽の一つも残したい」という生涯の夢は果たせた。それだけは自信を持って言える。
で、あとは野垂れ死ぬだけになったわけだが・・・
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一度手に入れたのですがどこかに紛れてしまったのです・・・
それ以来、ずっと頭のどこかで美しい旋律が流れていました・・・
ランダムバード変奏曲はなかでも一番のお気に入りでした。
この曲を聴いたとき、もう死んでもいいと思いました。
また聴くことができるかと思うと、胸にこみ上げるものがあります。
ありがとうございます。
投稿: しゅうへいどん | 2009年8月21日 (金) 15:06
ワタシは生まれていませんでしたが、
このCD、聴かせて頂きました☆
今は大ファンです(^^)v
「地球」にて、大好きです。
投稿: kana | 2009年8月21日 (金) 23:53
91年に出たCDは、今も愛聴しております。86年の「鳥たちの時代」の初演は今も記憶に残っております。(確か、井上道義さん訳で、ベリオの「シンフォニア」を聴いて爆笑した時だったと思います。)心に染みる素晴らしい曲で大いに感動しました。
オリジナルの「チカプ」も、特殊な編成で生で接する機会がなく残念ですが、大好きです。
投稿: K-jiro | 2009年8月23日 (日) 21:20
交響曲第9番を書くまでは死なないで下さい!!
投稿: suzuki | 2009年8月24日 (月) 23:20
ふとした気の迷いで買ってしまい、
気がつけば吉松さんの世界にどっぷり浸かって抜け出せなくなっていた
罪作りな二枚組です。
新たな犠牲者がたくさん生まれることを祈ります。
「朱鷺によせる哀歌」「地球にて」はいまだにこの演奏が一番好きなのは
刷り込み効果なのか、さすがの名演奏のおかげなのか・・・
うーんよくわかりません。
まあどちらでも良いか。
久しぶりにまた聴こう。
投稿: 木曽のあばら屋 | 2009年8月25日 (火) 19:02
私は高校の頃の友人が
このCDと伊福部昭の交響譚詩のCDを貸してくれて、
それで作曲家を志しました。
青春の一曲です。
美しい曲をありがとうございました。
投稿: 響鬼 | 2009年8月26日 (水) 14:30