音響合成マシンとしてのオーケストラ
Blog「月刊クラシック音楽探偵事務所」更新。今回は「音響合成マシンとしてのオーケストラ」。
むかしむかし、ブタを数頭ドレミファの鳴き声の順に並べてくくりつけて、お尻を針で刺して「ぶきー」と鳴かせ、それで音楽を奏でた「ブタのオルガン」というのがあったそうな。
考えてみると、それを高性能化したのが「(人間の)オーケストラ」。楽譜通りに無理やり「ぶきー」と鳴かせる仕掛けなのも同じ「生体音響合成マシン」である。
さすがにそれでは非人間的……と考え、すべてを機械仕掛けにしたのが現在の「シンセサイザー」。ということは…、さて、どっちが「人間的」なのだろう?
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