鳥たちの時代@関西フィル11/27
今月下旬に関西で演奏される「鳥たちの時代」のプログラム解説を(ほかの作曲家たちの解説と一緒に)書く。
プログラムは…
・吉松隆「鳥たちの時代」
・サンサーンス「ピアノ協奏曲第2番」
・ルトスワフスキ「管弦楽のための協奏曲」
演奏:藤岡幸夫 指揮 関西フィルハーモニー
ピアノ:許 忠(シュー・ツォン)
日時:11月27日(金)、19:00開演
場所:ザ・シンフォニー・ホール(大阪)
自分の曲の曲目解説を頼まれる…というのは良くあることだが、さすがに、20年以上も前に書いた作品ということになると、記憶をたぐり寄せるのが(少し)大変。
作曲家は作品を「生み落とす」けれど、曲がそこから先どう育つかは、演奏家や聴衆との出会い次第。そもそも初演したら後は他人様のモノなのだ。特に、嫁にやってしまった娘に関して「何か話せ」と言われても、男親としては悩むばかり。
今回の曲(鳥たちの時代)にしても、生み落として以来、親らしいことは何一つしておらず、それでも知らぬ間にすくすく育ってもう23歳。CDになったりこうしてコンサートで演奏されたりという近況を風の便りに聞くたびに、何となく不思議な感覚に襲われるわけだ。
これって「人の親」と同じ感じなのか、全く違うのか・・・。「人の親」になり損なった身には分からない。
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聴いてきました。
プログラムの曲目解説がまた流麗かつ豊かな文章で…贅沢で心たのしい一夜でした。
投稿: 関フィルの一定期会員 | 2009年11月27日 (金) 23:44