FMシンフォニーコンサート12月分収録
NHK404スタジオで「FMシンフォニーコンサート」12月分1本の収録。
今回は、12月6日(日)放送分で、ブラームスの大作「ドイツ・レクイエム」。演奏は、チョン・ミョンフン指揮東京フィル、ソプラノ:林正子、バリトン:チェ・ウンジョ、東京オペラシンガーズ。
全7曲からなる1時間10分の圧倒的大作!…なのだが、1時間40分の番組の中にはめ込むと30分も時間が残ってしまうわけで(うち10分はベートーヴェンの序曲を入れたのだが)、なんと20分近くもブラームス先生について話さなければならない羽目に…。先日「凄くもなく新しくもなく才気も華もない」などと言ってしまった呪いだろうか(+ +;)
でも、「悲しむものは幸いである.彼らは慰められるだろう」、「人はみな草のごとく、その栄華は草の花のごとし」、「あなたを慰めましょう。母が子を慰めるように」などなど、この曲のためにブラームスが選んだ聖書の語句は、優しさと同時にどこか東洋風の無常観があり、なかなか素敵だ。それを淡々と歌う合唱はどこまでも平明で美しく、演奏も素晴らしかった。
ブラームス先生の「凄くも新しくもないゆえに凄くて新しい」世界を改めて実感した1時間10分。(・・・まだ言うか!)
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