初燗酒
ずいぶんと寒い季節になり、ちょっと風邪気味だったこともあって、DVDで映画を見ながら今年初の燗酒。
そう言えば、2〜3日前に「映画史上ベスト10」(キネマ旬報で100人ほどの評論家・文化人による投票を集計したもの)というのが発表されていて、例えばこんな具合・・・
日本映画
1.東京物語(1953年。小津安二郎)
2.七人の侍(1954年。黒澤明)
3.浮雲(1955年。成瀬巳喜男)
4.幕末太陽伝(1957年。川島雄三)
5.仁義なき戦い(1973年。深作欣二)
外国映画
1.ゴッドファーザー(1972年。コッポラ)
2.タクシードライバー(1976年。スコセッシ)
ウエストサイド物語(1961年。ワイズ&ロビンス)
4.第三の男(1949年。リード)
5.勝手にしやがれ(1959年。ゴダール)
ワイルドバンチ(1969年。ペキンパー)
この種のベスト10集計をすると、評論家や文化人というのはいかにもな(例えば高校生や中学生でもあげるような)名前を挙げるのを避けて、大人ぶったマイナーな作品を選ぶ傾向にある。
その結果、絶対誰もがトップにあげるような作品がランクから外れ、誰もが「こんなマイナー作品を挙げるのは俺だけだろう」と思って投じた作品が上位を占めたりすることもあるわけで、これも何となくそれっぽい。(それに選者の年齢層の高さも気になる…)
ちなみに私の「映画史上ベスト1」は、日本映画では「ゴジラ」(1954年。本多猪四郎、円谷英二)、外国映画では「シャイニング」(1980年。キューブリック)。
これが王道でしょう。
え、違うって?
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>2.七人の侍(1854年。黒澤明)
1954年ですね。黒澤映画は、個人的には『生きる』『天国と地獄』の方が優れていると思っています。
投稿: K | 2009年11月24日 (火) 03:06
↑ご指摘感謝。修正しました。
投稿: 管理人 | 2009年11月24日 (火) 07:50