天にひびき
YOUNG KING「アワーズ」誌にこの7月から連載が始まったコミックスで、主人公は音楽大学でヴァイオリンを学ぶ青年、ヒロイン(ひびき)は指揮科に通う天才少女という(某「のXめ」とは逆パターンの)意欲作。
クラシック音楽界が舞台ということで「指揮者やクラシック音楽についてわかりやすく解説を」…と頼まれてただ今コラム(ひびきコラム)を連載中。この第1巻にも4回分が掲載されている。
冒頭、小学生のヒロインが、指揮者の父親の代理でリハーサルにふらりと現れ、いきなり〈ベートーヴェンの交響曲第4番〉を指揮してしまう…という展開からして、なかなか引き込まれるのだが、巻頭には、拙作〈交響曲第2番(地球にて)〉の曲目解説で私が書いた一文が・・・
人間も音楽のように
大気から発生し、
音楽のように大気に
消えてゆく存在だったら
どんなによかっただろう
・・・ここだけ読むと物凄く意味深な文章なのだが、これが、どう物語の行方を暗示するのか。今後の展開に期待。
発売は12月28日。
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