日本橋〜表参道で日本を考える
知り合いが女優出演するというので、日本橋の劇場へお芝居(時代劇)を見に行く。
このところ仕事で頭が飽和状態なので、気分転換に音楽を忘れさせてくれる世界を……と思ったのだが、一心太助だの大久保彦左衛門だの徳川家光だののセリフを聞いているうちに、BGMに使われている音楽を楽譜に起こしている自分に気付く。いかんいかん。
しかし、生で演じる独特の緊張感や、観客の反応で変化する間合い、おいしい演技に痛い演技、役と地の狭間を揺れる役者の表情などなど、結構見ていて飽きない。
なるほど、こういう世界(芝居や舞台)に魅せられる人が引きも切らない理由が、何となく分かる気がした。
帰り道に、ふと思い付いて11年ぶりに復活した表参道のイルミネーションを見に寄る。
師走の金曜日の夜…ということで相当の混雑を覚悟していたのだが、人通りはさほどでもなく、イルミネーションもきれいでありながら何となく質素でエコっぽい。
なるほど、これが今の日本か。
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