生の音楽と煮た音楽
Blog「月刊クラシック音楽探偵事務所」更新。今回は、コンサートで聴く生(ライヴ)の音楽と、CDやiPodなどで聴く加工された(煮た)音楽とを比較検証する・・・「生の音楽と煮た音楽」。
音楽を生業としている身としては、もちろん「生(ライヴ)こそ絶対!」
…と言いたいところだが、修業時代に「LP・FM・スコア(楽譜)」を三種の神器としていた私にとって、わざわざ出かけていって「生(ライヴ)」で音楽を聴いた…というのは(音楽を始めてから現在までの40年でも)無理すれば「数えられる」位の回数のような気がする。
そもそもコンサートというのは、日時と場所を指定され、大勢の他人に囲まれて狭い椅子に座らされ、しかも閉じ込められて動けない…という時点でストレス要素大。
あんな「我慢」の空間でひたすら静かに聴く…ということを強いられるくらいなら、独りでCDを聴いている方が遙かに「本当の音楽」と向かい合える。
…というコンサート嫌いの私が、かつて唯一せっせと通っていたのが、なんと「現代音楽」のコンサート。
「え?なぜ?」…と誰しも思う驚愕のその理由は本編で。
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